「久しぶりだな!」そう言って笑顔を寄越す先輩が私を連れて行った先は… (ページ 2)
「ま、いい。とりあえず、ビール飲め。ハラ減ってないか?先輩が何でも食わせてやるぞ?」
ごくごくごく。
ぷはー。
・・・。
「誰でも、いいんですか?」
「んなわけねーだろ。それだったらわざわざ可愛がってるオマエを呼び出したりしねぇよ」
・・・。
「抱かれて、みます。・・・ちょうど恋人もいませんしっ!」
「・・・世のオトコどもはバカだな。こんないい女、ほっとくなんて」
ぎゅうう。
センパイの腕が私の体をしめつけた。
思いのほか強い力に、驚く。
「ハル、あったかい」
「はい・・・」
顎を持ち上げられ、唇と唇が触れ合う。
大学時代に夢見ていたこと・・・。
センパイの唇は、そのまま私の首筋へと移り、戻ってきた。
センパイの舌が熱い。
絡め合ううち、思わず背筋が震える。
「ぁん・・・」
センパイの目は、さっきとは違うあたたかさで私を見つめている。
ベッドに倒れこむ。
「不思議なもんだ。合宿で雑魚寝してたのにな、なんか違うな」
「センパイが隣なとき、嬉しかった、です」
「そーかー?オマエ、ぐーぐー寝てたじゃん、色気のかけらもなく」
くすくす。
抱き合ったまま笑うと振動が伝わる。
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