放課後の生徒指導室。本来なら生徒が指導される筈の部屋、それなのに… (ページ 4)
熱いものがずっずっと内側を進んで、最奥に辿り着いた。
奥をノックするように、最初は小さな動きで、利人さんはわたしを焦らす。
「もっとぉ…突いてください…利人さ…ぁ、教頭せんせいっ」
「二人の時みたいに名前で呼んでいいですよ。千星」
「んんっ…だめ…名前、呼んじゃ…」
甘く名前を呼ばれただけなのに、わたしは軽く達してしまった。
「千星、声が出てます」
「はぁ、あ、ごめんなさ…我慢できないっ…」
「仕方ないですねぇ」
利人さんが苦笑しながら、わたしに深く接吻ける。
同時に律動のリズムが激しくなった。
「んんっ…ハァ、はン…」
二人の吐息と結合部分から漏れる水音が、狭い指導室に反響する。
「利人さん…わたし…また、イきますっ…」
唇を離して、息も絶え絶えに告げた。
「いいですよ」
利人さんが左手でわたしの口を押さえる。
右手は震える腰をぐっと抱き寄せた。
「僕の目を見ながらイきなさい」
腰の動きが大きくなって、内側で起こる摩擦も刺激が強くなった。
全身が快感に浸って、その瞬間を待ちわびる。
利人さんは視線を逸らさず、深く抉るような律動を繰り返した。
「ふ…ぅ…ッぁ、ぃ、んんっ…!!」
意識が真っ白に弾け飛ぶ。
わたしは思わず目を閉じた。
「こら、目を開けなさい」
叱られて懸命に目を開ける。
利人さんの淡い微笑みが見えた。
「千星の中に出します」
わたしはこくこくと頷く。
利人さんの指導の証を受け止めるのは悦びでしかない。
「ぅ…っく…千星…!」
「ふぅ…んんぅ…っ!!」
一回、二回、と深く、分身を突き挿れて、利人さんはわたしの奥に熱液を吐き出した。
「今度、同じクレームを受けたら、許しませんよ」
眼鏡をかけた利人さんが、わたしをじっと見つめた。
「生徒と言っても男です。千星に不埒なことをしないとも限らないんですから」
嫉妬と心配の入り混じった愛情に包まれるのは心地いい。
「僕以外の男とは二人きりで話してはいけませんよ」
「はい」
素直に返事をする。
だけど、もっと熱のこもった指導をしてもらえるなら…
そんな期待をしているわたしがいた。
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