泣いてるあいつが愛おし過ぎて…初恋の女をメチャクチャに (ページ1)


『私ってそんなに女としての魅力ないのかな?』


「そんなことねーよ。あいつの恋愛観が変わってるだけだって」


俺の友人と付き合っていた莉子は、フラれたその日、泣きながら俺の家を訪れたのだった。



『それでも私…彼の好みの女になりたかったよ…』


自分の隣で何かの糸が切れたように涙を零す莉子の肩を抱き寄せて頭を撫でた。


『やだ…優しくしないで…』


「なんで?」


『今優しくされたら、私…夏樹のこと…』


何を言おうとしているのか、分かってしまった。

俺はずっと莉子だけを見てきたんだから。

でも、その先を莉子には言わせない。


莉子の言葉を遮って、自ら続きの言葉を紡いだ


「いいよ、俺のこと利用しろよ。」

『え?』

「最低な女とか思わねーから。気が済むまで俺で忘れろ」

『じゃあ…私を抱いてって言っても?』


「いくらでも抱いてやるよ。それで莉子が前に進めるならな」

『夏樹…私、忘れたいの…だから…抱いて?』

「ひとつだけ確認な。あとになって後悔しないか?」

『いいの。途中でやめてなんて言わないから』

「あと…ひとつだけ約束。俺に抱かれてる間はアイツの名前出さねーこと。」

『うん、約束する…だから…ねぇ、早く…私のことめちゃくちゃに壊して』


前のページ

/3