思いがけない告白で大好きな部下の彼と結ばれた初めて夜 (ページ 2)

そして彼が私を降ろしてくれた場所は、今は滅多に使われていない、元々は会議室だった部屋だった。

「…やっと、あなたを俺のものにできます」

「悠翔くん、私…告白はみっともなかったけど、悠翔くんに好きって言えてよかったって思ってる」

「…後から嫌だと言っても、やめてあげませんからね?」

「うん…」

向かい合うようにして悠翔くんの膝の上に座ると、彼の唇が私の唇にゆっくりと重なってきた。

「…好きです、栞理さん」

「ん…」

キスが優しいことが逆に焦れったく感じられて、私は悠翔くんの首に腕を回して自分から深いキスを求めていく。

「っは…んん…」

やがて悠翔くんの舌が私の歯列の間を割って侵入してきて、私は夢中で舌を絡めた。

その間に悠翔くんは、器用に私のブラウスのボタンを全て外して脱がせてくれた。

「はぁ…っ」

ねっとりとした唾液の糸とともに唇が離れると、悠翔くんは私のブラジャーのホックを外し、するりと肩からそれを床に落とした。

そして悠翔くんの両手は私の鎖骨から胸へと滑ってゆき、右手でゆっくりと揉みしだきながら左手でもう一方の胸の先端を少し痛いくらいの力でつまむように愛撫した。

「あっ…あ…!イイ…っ」

「…胸、結構感じやすいんですね」

悠翔くんは揉みしだいていた右手を離したかと思いきや、今度は先端を口に含み舌で愛撫しはじめた。

片方を指で、もう片方を濡れた舌で弄ばれているその快感に私は背中を大きく仰け反らせ、自分のとは思えないほどのはしたない声を上げてしまう。

「ああっ!あっ、あんん…」

そのまま先端を執拗に攻められ続けて、ついにはじわりとショーツを濡らしてしまった。

この時、私は初めて他人にイかされるという経験をしたのだ…。

「栞理さんは…今まで誰かとセックスした経験ってあるんですか」

「んっ…な、い…っ」

クールな悠翔くんがまさかこんなことを聞いてくるとは思わなくて、私は恥ずかしさに顔を熱くしながら首を横に振った。

すると、悠翔くんは私を立たせてくれながらぽつりとこう呟いた。

「…よかった。俺が栞理さんにとって初めての男ってことですね」

「…あ…」

私のタイトスカートとショーツをまとめて脱がせ、ほっとしたように目を細めて私を見つめてくる悠翔くん。

口角が僅かに緩んでいるだけの微笑みだけれど、初めて見る悠翔くんの優しい表情に、私の鼓動はさらに速くなった。

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