彼女と浴衣でお祭りデート!彼女の様子がおかしいと思ったらノーブラ、ノーパンだと迫られた!
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
彼女と浴衣でお祭りデート!彼女の様子がおかしいと思ったらノーブラ、ノーパンだと迫られた! (ページ 1)
その日はなんだか様子が違った。
1カ月前から楽しみにしていたお祭りの日。
俺、卓也は慣れない浴衣に身を包み、待ち合わせに少し遅れて到着した。
彼女、さやかは神社の階段の下に1人、白い上品な浴衣で立っていた。
「やべ、怒ってるかな…」
とりあえず手を振って、急いでさやかの元へ駆け寄る。
「ごめん、待った?浴衣、慣れなくて…」
「ううん、大丈夫。私も今来たところだから…」
少しうつむき加減で答えるさやか。
あれ、少し顔が赤いような…?
やっぱ怒ってんのかな…。
さやかは普段からはしゃいだりするような感じの女の子ではなく、どちらかというと大人しい女の子だ。
さらに今日は浴衣がとても似合って清楚そのもの。
…めっちゃ可愛いな…。
じっと見つめる卓也の視線に気づき、さやかはさらに顔を赤らめる。
「卓也君…な、なに?」
「あっ、ごめん…浴衣、めっちゃ似合ってる」
「…ありが、と…」
また視線を逸らしたな…。
あぁ、そっか、さやかのやつ照れてるんだな、可愛いやつめ!
「じゃあ、行こうか!」
「…うん」
俺はさやかと手を繋ごうと、さやかの指に自分の指を絡ませた。
少し、びくっとしたような気がしたけど、とりあえず気にしないことにした。
出店が並ぶ通りを回って、いくつか食べたいものを買って、人通りの少ない神社へと向かう。
「いや~人多いな、この辺で食べようか」
「…うん」
やっぱり、いつもより元気がないというか、暗いというか…。
「さやか、大丈夫?疲れた?」
「あ、ううん!大丈夫だよ!」
にこっと笑って見せるけど、さやかの目はすぐに伏し目がちになる。
「ちょっと顔赤いぞ?熱でもあるんじゃないのか?」
俺はさやかのおでこに手を乗せようとしたが、さやかの身体が一歩退いた。
「は?何?」
「ごっ…ごめんっ…」
明らかに拒否られた。
あぁ、そっか。
俺のこと、もう好きじゃないのか。
だから今日、楽しそうじゃないんだ。
はぁ、俺だけ浮かれて、ばかみてぇ…。
「なんだよ、俺今日振られるのか…」
あんなに楽しみだったのに…なんなんだよ!
「え、なんで振られるの…?」
キョトンとした顔のさやかがのぞき込む。
…は?
意味がわからん。
「だって、今日のさやか元気がないっつーか、楽しくなさそうで…今も拒否られたし、俺のこともう好きじゃないんだろ?」
こんなこと言うの恥ずかしすぎる…もうとっとと振られて帰りたい。
「あ、それは…ごめん…違うの…」
「何が違うんだよ」
自分でも苛立っているのがわかる。
さやかの返答次第ではもう、このまま帰ろう…。
さやかは深く深呼吸をした。
「…少し歩こう?」
さやかは急に俺の腕に手を回し、身体を密着させてきた。
辺りはすっかり暗くなり、少し涼しくなった体にさやかの体温が心地いい。
腕に胸が当たってるのを気にしないふりして声をかけた。
コメント (0)