軽い気持ちでハマってしまった彼と私のヒミツの関係 (ページ 2)

「舐めてほしいの?」

「あ、ん……っ、わ、分かってるくせに」

「コリコリになっちゃってる。こうされる方が好きなんだっけ?」

マサキの指先が、両方の乳首を摘んで、くりくりと弄ぶ。

早く、早く舐めて……物欲しそうにマサキの口元を見つめるけれど、相変わらず指先で弄るだけ。

物足りなくて、彼の頭を抱きしめ、引き寄せ、ついにおねだりを口にする。

「マサキぃ……お願い、舐めてぇ……」

「ああ、いいよ」

乳首は摘まれたまま、白い乳房にむしゃぶりつかれて。

いつの間にかわたしは、自分で自分の胸を持ち上げ、寄せて、彼の顔を挟んで。

生ぬるい唾液が谷間に垂れる頃、それでもまだ少しだけ残っていた理性が、頭の奥で、千切れる音がした。

「お、お願い……乳首舐めて……しゃぶってぇ……」

「良く出来ました。」

ああ、まるで立場が逆だ。

これではどっちが教師でどっちが生徒だか分からない。

ぎこちない舌使いがまた興奮を煽る。

わたしは背中を反らし、黒板に寄り掛かって、もっともっとと促した。

「先生、俺、もう……」

すっかり濡れそぼった乳首が解放されたかと思うと、彼の手がわたしのスカートに掛かり、ブラジャーと同じように引き上げられた。

捲り上げられたスカートの下、剥き出しになった黒ストッキングとパンツが、今度は乱暴に、引き下ろされて。

「もう濡れちゃってるの。だから早く……」

わたしは自ら彼に背中を向けた。

黒板に両手を置き、お尻を突き出した。

マサキからは、だらしなく涎を垂らした秘部が丸見えの筈だ。

「先生っ……!」

「あ……っ……!あん、あ、だめ、おっきいよぉ……!あ、だめ……だめぇ……!」

加減も遠慮も知らない教え子。

愛液の洪水のせいで、なんの抵抗もなく挿入されたペニスは、思いの外大きく逞しくて。

内巻きにセットした黒髪を振り乱し、一心不乱に腰を振る。

止められない、止まらない。

こんなに大きな声を出してはダメなのに。

ここは学校の中なのに。

相手は生徒なのに。

いけないと思えば思うほど、声を上げてしまう。

繋がったペニスを、締め付けてしまう。

肌と肌のぶつかる、生々しい音。

腰を掴まれ、パンパンと規則的に響く音が、速まって。

なんの支えのない乳房が、ゆさゆさと揺れる。

触られてもいない乳首に、びりびりと電流が走った。

「いっ……ひゃぁ、っ、ああん……!だめぇ……!……いっちゃ、もう、いっちゃうよぉ……!」

「トモカ、トモカ先生……っ……!」

ペニスを引き抜かれると同時に、熱い液体が、わたしのお尻に注がれた。

―――あれから数日が経った。

マサキはあれから美術室へは来ない。

そして、わたしはあの日のことを忘れることができない。

ひとりで美術室に入るだけで、下半身がじゅんと濡れる。

そのたびに自分の指で、このカラダを慰め続けている。

「舐めてほしいの?」

びくん、と肩が震えた。

廊下を歩く足音に、ドアを開ける音に、気付かなかったなんて。

でもこの声が誰のものか、振り向かなくたって、分かる。

わたしはマサキを見ないまま、頷いた。

「分かってるくせに」

―――END

-FIN-

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