恋人である社長が不在のときに、社長室で秘書の男性と… (ページ 2)
「社長とご無沙汰気味だったのは事実だったんですね。社長一筋のあなたが、私なんかのキスに答えてくれるとは思ってもいませんでした」
「そうね、私自身が一番驚いてるわ。でも私がキスだけで満足してるとでも思っているの?」
理性を失い、本能のままに動き始めた人間というものはひどく怖ろしい。
「まさか。けれど本当にいいんですか? いずれ社長の奥様ともなろうあなたが、秘書の私なんかとセックスをしても」
「おあいこよ。それに秘密にしていれば知られることはないわ。私は彼と違って上手く隠しきるもの」
「……怖い人だ」
そう言いながらも彼は静かに笑むと、着実に私の服を脱がしにかかる。
私は抵抗も何も考えていない。ただこの身を満たすように彼の唇を再び塞いだ。
容易く忍くんの誘いに乗った体を戒めることもなく、互いの欲を満たすためだけに寄り添った。
「あゆみさんって、胸もとても綺麗だったんですね。形もよくて、滅茶苦茶に貪ってやりたいくらいだ」
「忍くんがしたいようにして。どうにでもすればいいわ」
上着もシャツも脱がした私の乳房を激しく揉みしだく忍くんは妖しく笑う。
普段は決して見せることのない裏側の彼を見ているようだった。
荒々しい呼吸と、欲望に抗う真似もせずに忠実なその姿はまるで獣。
決して大きくはない私の胸を執拗に刺激し、勃ちあがった乳首さえ乱暴に舌で舐めあげる。
時折歯で噛まれてしまい痛みを感じてしまうが、気にもならないほど興奮していた。
胸への愛撫が恋人である彼にいじられるよりもガサツで激しいが、愛のない行為にも関わらずもう何か月と弄られていないこの体は、ただただ男を求めている。
「私は知りませんでしたよ。あゆみさんがこんなにも淫乱だったとは……」
ふしだらな私を恋人は嫌うだろうか。
秘書とセックスをしていると知ったら、別れを告げられてしまうだろうか。
いや、どっちもどっちだ。
彼が他の女とその気なら、私だって許されるはず。
「そうよ。私は淫乱な女。本当はセックスが好きで好きで堪らないのに、彼の前では我慢をしていただけ」
私の中で何かが音を立てて崩れていく気配を感じた。
「忍くんのソレ、私のおっぱいを弄ってるだけでこんなにしちゃって……もっと見せてくれない?」
「あ、あゆみ……さん?」
忍くんの戸惑っている声が聞こえてくる。
ズボンの上からでも十分に大きくなっているのが分かる肉棒に触れたら、もっと彼の興奮しきったイヤらしい声を聴けるだろうか。
「今更どうしたっていうの? 忍くんから誘ってきたのに」
彼のズボンのジッパーを下げて、勃起した肉棒を取り出した。
ふうっと息をかけたら、忍くんの体が僅かに震えたように見えたのは気のせいではないらしい。
顔を赤く染め上げた彼が、喉を鳴らしたのが見える。
「声、我慢しなくていいのよ? 私に聞かせて、忍くんのイヤらしい声を」
彼の大きくなった男根を一気に咥え込んだ。
鼻から抜けていく男臭さに一層興奮してしまう。
口を前後に動かしながら、彼のソレを堪能する。
同時にじんわりと濡れはじめていた自分自身の秘部に手を伸ばした。
下着の中に直接手を入れ、躊躇うこともなく指の出し入れを開始する。
咥内に広がる忍くんの男根の熱と、まだキツく指の挿入すら許さない己の秘部の温もりにもう何も考えられない。
「くっ…うぅっ──ァっ、はッ、ん…っ! あゆみさん、き、気持ちい、です……っ!」
早くも忍くんが限界を訴えかけてくるかのように私の髪を何度も撫で上げた。
自身の行為によって男が翻弄されるさまを見るのはこんなにも心地がいいものだったのだろうか。
久しぶりに、この体が、心が、満たされていくのを感じる。
「ンッ……っはぁ、忍くん、まだ、出しちゃダメよ?」
忍くんの前で私はイヤらしく笑い、下着をなんの名残もなく脱ぎ捨てた。
まだ秘部の中はきついかもしれないが、無理矢理押し広げられる感触もいい。
「さぁ、ココに出して?」
私は社長のデスクに手をつきスカートを捲りあげると、忍くんに体を向けた。
「後悔、しても知りませんからね」
「後悔なんてしないわ。私が忍くんを求めているのは元はといえば彼のせいだもの。ね? いいでしょう?」
忍くんを誘う私はなんて下品なんだろう。
私の体を後ろから強く抱き締め、男根を挿入しはじめた忍くんへの愛はない。
「うっ…あゆみさんの中、熱くって…とてもキツイっ! すぐにでもイってしまいそうです」
「アっ、ッハッ…ァっ…いいのよっ! …っ、ァっ…好きなタイミングで達したらいいわ…!」
「わっ、かりました……! それじゃあ早いですが、まず一度だけイかせて下さいね!」
耳元で息を荒げている彼の吐息すら、私の興奮をより煽る。
体内で暴れる彼の大きく昂った肉棒が何度も何度も激しく打ち付けられる。
まだ十分に解してはいなかったはずの肉壁だったが痛みさえも感じず、出し入れを繰り返す忍くんの律動に早々と心が満たされていくのを感じた。
あぁ、私が欲していた刺激だ。
男の人に愛され、この身を強く欲される。
そこには確かに女としての本能があった。
「…っ、アアッ――ッッ! くっ、っぅ…ぁっ、はッ……ンッ、ふ、っ…」
どくっどくと体内に注がれる熱い精液に全身が大きく震えあがる。
「忍くん、あなた──最高ね」
自然と笑みがこぼれた。
「…でも、私はまだイってないの。まだまだヤれるわよね?」
恋人からの連絡がなかった現実がどうでもよくなってしまうほどに、忍くんとのセックスが心地いい。
彼との性行為とは比べ物にもならないほど熱く激しいセックスにハマってしまいそうだ。
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