一年越しの告白でドSな機長に全てを支配されるリベンジバレンタイン (ページ 4)
「君からネクタイを外してくれる?」
部屋に入ってすぐに大きな窓辺へと誘われた私は、そこから見える見慣れた滑走路を背に覚束ない手で黒いネクタイを解いていく。
その間にキャプテンは制服のジャケットを無造作に脱ぎ捨てる。
白いパイロットシャツから浅黒く鍛え上げられた肌が透けてドキドキした。
「キャプテン・・・好きです」
むせ返るほどの大人の男の色気にあてられて、大胆になった私はキャプテンの首に手を回してキスを強請る。
「ふっ・・・すごい煽るね」
「ん・・・っ」
困ったように・・・それでいて優しい口付けに私の身体の奥が疼いた。
「・・・可愛いよ」
「は・・・ぁ・・っ・・・ん」
スマートに重なる唇は何度も何度も角度を変えて交わる。
ねっとりと絡まる舌は絶え間なく淫らな水音を部屋に響かせ、私の耳には熱く情熱的な言葉が届いた。
「今夜は君を部屋には帰さないから・・・」
それを合図に、キャプテンは抱きしめていた私の身体を反転させ両手を窓に付かせた。
「あっ・・・」
少し乱暴な素振りに胸のドキドキはさらに高まる。
目の前に広がるオレンジ色の滑走路の夜景と、耳にかかる吐息混じりの言葉に背徳の色が一層濃くなった。
「見てみな?すぐそこにいつも僕たちが使う空港がある」
「ゃぁ・・・っ」
「さっきまで空で真面目に仕事していたのに・・・僕たちはホテルでもうこんなことしてる・・・」
そう言いながらキャプテンは私の制服に手をかけた。
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