シャッター音が響く度、抑え付けていた欲望はゆっくりと滲み出す (ページ 4)
「はぁ、っあ…いいっ…」
ソファーの背もたれにすがり、私は後ろからカイの分身に貫かれた。
ぱんっ、ぱんっ、と体が当たる音がスタジオに鳴り響く。
「リコさんも気持ちいいですか?」
「うん…いいよっ…もっと、突いて」
振り返っておねだりしたら、深いキスで返ってきた。
了解のサインだったらしく、カイの腰使いが突き上げる動きに変わる。
「んあっ…すごぃ…カイっ…いっちゃいそう…」
「待って…リコさんのイく顔、見たい」
ぐるりと体を回転させられて横向きになった。
私の片足を肩にのせて、カイはさらに激しく腰を打ちつけてくる。
しかも、指で淫核をぬるぬると擦られた。
「さっきの仕返しです」
口の端を上げて笑うカイはものすごく艶っぽい。
そのまま香水の広告にでも使えそうだ。
「一緒にイってください」
指と腰のリズムが速くなって、思考が全て快感に塗り潰された。
淫核への刺激と内側の摩擦が共鳴して、大きな絶頂へと私を導く。
「ひあ、ぁ、はぁ…いくぅ…い、くッ…ああ!!」
「ぅあ…ッ…リコさん…俺もイく…ぅ!」
恥花の最奥に分身をうずめて、カイはふるふると腰を震わせた。
二度目の射精なのに、放出される熱液は多く、私の内側を満たした。
「リコさん、推薦の話は忘れてください」
繋がったまま、カイが私を抱き寄せる。
「ここまでしたのに?」
「俺、リコさんのこと、本気で好きになりました」
だから、とカイが言葉を継いだ。
「自分の力でリコさんに相応しいモデルに成長します」
照れたような、でも決意に満ちた瞳は星のように美しい。
私は思わずカメラを手にして、シャッターを切った。
「その時は、また私に撮らせてね」
「もちろん」
淡い微笑みはカメラではなく、私の瞼の奥に焼き付けた。
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