苦手な体位で湧き上がるほどの快感を与える彼の想いが気付かせる素直な気持ち (ページ 4)

「ンンッ・・」

「・・凛は、誰かに見られたいんじゃないの?」

下がっていったエレベーターがまた、上昇を始める。

「ちが・・」

「ほら、誰か上がってくるよ」

そういいながら、亮太の指が下半身へ降りていき、器用に下着をずらすと、中へと滑り込む。

それだけで、先を予見した体がじわりと愛液を湛える。

ズッ、と指先が中に侵入した感覚が、凛の頭を痺れさせる。

「んんっ・・ヤッ・・あ」

「濡れてる」

上下する指先の感覚に、身体が震え、思わず亮太にしがみつくと、

「あ、残念。・・エレベーターは通過したみたいだね」

と亮太が耳もとで低く囁く。

その声があまりに心地よく、ぞくりと鳥肌が立つ。

「あ・・ん」

じわり、と愛液が溢れ出す。

「凛、感じすぎ」

彼の指先が、トロトロになった入り口をゆっくりとなぞる。

「ふ・・あ」

「・・入り口、感じるんだろ?」

なんで・・知ってるの・・

凛が快感に体をビクン、と震わせる。

ほんの少し、入り口を探られただけなのに、自分でもわかるくらい愛液がどんどん溢れだす。

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