突然の夕立と幼なじみとの再会。雨宿りの車の中で二人は熱く濃密に… (ページ 3)
そういう意味じゃないことを分かってて、私は言い訳した。タクヤは口の片方を上げて笑うと、びしょ濡れになっている中心をつつーっとなぞった。繊細な触れ方に、そこからぞくぞくするような感覚が上っていく。
「やめ……」
近くで雷が落ちた。轟くような地響きが私の声をかき消す。タクヤの肩越しから見える外は、ますます雨が酷くなっていた。
指は丁寧な動きで、濡れそぼった下生えの中の花びらをめくり、敏感な花芯を露わにする。指でいじられた途端、快感に襲われて、私は首をのけぞらせた。
「すげー色っぽい顔」
「や……やだ……そこ触んないで……」
「いやなの?」
タクヤは意地悪だった。容赦なく襲ってきた夕立のように、私の秘所を責め立てる。人差し指でクリをいじりながら、残りの指を深く奥へとずぶりと沈めた。
「はぁ……ああん……あん……あああっ」
指は膣内の性感帯の壁を刺激するように叩く。振動が下半身から力を奪い、くたくたになっていく。くちゃくちゃという卑猥な水音が、私の身体を高めていく。
「ああ……あああああ――っ」
その瞬間に、硬く滾ったタクヤ自身が一気に私を貫いた。私は両足をタクヤの肩にかけて、彼を全身で受け入れた。車という狭い空間の中、私とタクヤは密着し、一つになる。
「タクヤ――……ああっ、タクヤ。好き……!」
腰をぐるりと回され、タクヤの熱が私の蜜壺をかき回した。
「すげ、ハルカの中、俺に吸い付いてぎゅうぎゅう締め付けてくる」
その感覚は分かる。私は、タクヤでいっぱいになってる。今まで感じたことがないほど、気持ちがいい。
「やらしい身体だなあ」
「タクヤだけだよ」
不意に埋まっていたモノが引き抜かれた。あっと思った瞬間、再び力強く最奥まで打ち付けられる。車が大きく揺れた。すさまじい快感が私の身体の真ん中を稲妻のように突き抜けていく。
「ひやあああっ」
「ハルカ……ハルカ……!」
ボンネットに当たる激しい雨の音とともに、タクヤは私の身体に強く打ち付けてきた。
「やだ……いや……ああっ、ああん……はあ……」
腰の奥をえぐられるたび、私は派手な嬌声を上げる。いい声、と彼は笑いながら私を責める。だけど、豪雨は私たちのむつみ合う身体の音も、激しい喘ぎ声も全部消してくれた。腰をくねらせ、踊るように重なり合わせ、何度も何度も達して。
「やべ……イク」
「出してぇ……」
タクヤは甘い吐息とともに、私の奥へと熱い情念を放った。私は彼の首にしがみつき、震えながら極まった感覚を味わっていた――……。
***
雨は小降りになってきた。私はショーツだけ履いて、濡れて伝線したストッキングを鞄にしまう。服装を整え、シートベルトを締め直すと、同じくすっかり元のたたずまいに戻ったタクヤが車を発進させた。
「なあ、また……」
「今度は、もうちょっと広いところがいいな。その前に、ご飯も食べたい」
ぷっとタクヤは吹き出した。
「ごめん。じゃあ、今度は美味いもん食べに行こう。メールするよ」
引き離されてしまってた時間の分を、早く取り戻そう。私たちは同じ気持ちで雨上がりの家路へと向かっていた。
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