優しい彼氏に頑張っちゃうけど、激しい愛撫にトロトロにされちゃう (ページ 2)
「んっ……!」
キスをされていた。
「んん、う……」
突然のことで呆気にとられている鈴の隙をついて、昇は彼女の中に舌を入れた。
唾液が口の端から漏れてきてしまう。
鈴の舌はすぐに絡めとられてしまった。
深いキスに翻弄されている間に、昇は鈴の服の中に手を入れて、直接肌に触れてきた。
「んうっ!」
昇の手の感触に、鈴は体を震わせた。
あまりに長いキスに苦しくなってきた鈴は、昇にしがみついた。
それでようやく昇は唇を離してくれた。
息を切らしながら鈴は、昇の肩にもたれかかった。
すると昇は、鈴の頭をよしよしと撫でてくれた。
「鈴さんは僕が初めてだから、できる限り優しくしなきゃって思ってたけど、激しくしていいんですね?わかりました。僕も本当は、めちゃくちゃにしたかったんです」
そう言った昇に鈴は抱えられて寝室に入ってしまう。
「え?今、何て言ったの?」
激しいキスに翻弄されてしまったせいで、聞き逃したと思っていた。
めちゃくちゃにしたかったって、言われた気がする。
「めちゃくちゃ抱きますって言ったんです」
昇はにっこり微笑んだ。
昇の言っているめちゃくちゃとはどういうことだろうと考え込んでしまった鈴は、ベッドの上に下ろされると、またもや唇が塞がれた。
「んっ……」
すぐに昇の舌が入ってきて、鈴は翻弄されてしまう。
キス、いつもより激しい気がする……。
そんなことを思いながら、昇のキスを受け入れていると、チュッと音を立てて唇が離れた。
激しい口づけで、鈴の息は絶え絶えだ。
混ざった唾液が唇から零れて、昇の指に拭われた。
その指が次に触れたのは、鈴の服だった。
いつもだったら優しく口づけをされながら、好きとか可愛いとか言ってくれて、少しずつ服も脱がせてくれる。
けれど今回は、身に着けていた布をあっという間にはがされてしまった。
こんなことをされたことがない鈴は、少し怖くなった。
やっぱり友達にあんな話をするべきではなかったのだ。
恋人の姉であったとしても、鈴の恋に一役買ってくれたとしても。
「あの……」
「何でしょう」
そう言いながら昇は自分が着ている服を脱ぎ始めた。
「怒ってるの?」
「いいえ。……ちょっと激しくしてみようって思っただけです。痛くしたくないので、痛かったら言ってください」
普段は冷静な昇だが、声音が少し興奮しているように、鈴は感じた。
脱いでいる服から見える胸板がセクシーで、色気にやられて鈴の胸が跳ねた。
ひとつ年下なのに、どうして艶っぽく感じてしまう。
上着を脱いだ昇の手が、ズボンのベルトにかかる。
昇の中心が隆起しているのが見ただけでわかってしまった。
ゴクリ、と鈴は唾を飲み込んだ。
途端に鈴の中から好奇心がわいてきた。
ズボンを脱いで、パンツも脱ごうとした昇の猛り立っているソレに、手を伸ばしたのである。
「鈴さん、……あっ」
ボクサーパンツの上からそっと撫でると、昇が体を震わせて喘いだ。
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