自分に自信がなかった私が、憧れのあの人とまさかの関係に。彼の意外な姿に我を忘れ…
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自分に自信がなかった私が、憧れのあの人とまさかの関係に。彼の意外な姿に我を忘れ… (ページ 1)
健一は、背が高く、仕事はできるし、スマートな振る舞いで女性社員からは人気の的だった。
対して七海は、ぽっちゃり体型で自分に自信がない新入社員。
その体型でからかわれることも多かった。
健一は、数年間、海外出張をしていたが、今年から本社勤務に戻ることになった。
今日は、健一の帰国祝い。
健一と一緒にいられることは嬉しかったが、お酒の弱い七海にとって飲み会はあまり好きな場所ではない。
ほんの少し飲んだだけでフラフラになった七海は、隅の方で一人座っていた。
「七海さん、大丈夫?」
目の前には、さっきまで女性たちに囲まれていた憧れの健一がいた。
「あ…大丈夫です。すみません…」
「無理しないでいいから座ってて。今日はありがとうね」
七海は、ボーっとした状態で健一を見つめる。
(やっぱりかっこいいな)
そう思いながら健一を見つめるものの、酔いが回ってまともに話せない。
帰国祝いも終盤に差し掛かり、タクシーを呼ぶことになった。
「七海さんうち近かったよね?送るよ」
「そんな…申し訳ないのでいいです」
「そんな状態なのに、一人で帰すわけにもいかないよ」
二人は、一緒にタクシーに乗った。
七海にとっては夢のような時間だったが、とにかく酔いが回って仕方がない。
そのうちにタクシーで眠ってしまった。
「起きた?」
目が覚めると、そこは健一のマンションだった。
「え?部長。あれっ?わたし…」
「覚えてないんだね」
七海は思わず自分を確認する。
服はちゃんと着ていた。
「七海さん、もう我慢できないよ」
健一は、そっと七海を抱きしめる。
「七海さん、すごいタイプなんだよね」
「そんな…私なんか…こんな太ってますし」
「かわいいよ」
七海を抱きしめていた健一の腕は、ゆっくりと背中を伝い、七海のおしりに触れた。
「きゃー。ちょ…ちょっと待ってください」
七海は、今までに彼氏ができたことがなかった。
「もしかして、経験ないかな」
「はい…だから、あの…」
健一はやさしく七海の髪に触れた。
そっと髪を撫でおろし、やさしく抱きしめたまま耳を愛撫し始める。
「ひゃー」
「大丈夫。やさしくするから、力を抜いて」
夢か現実かわからなくなっている七海。夢なら覚めないでほしい…。
そう思いながら、徐々に健一に身を委ねた。
「ベッドに横になってごらん」
七海を横たわらせ、そっとキスをし始める。健一の手は、やさしく七海の胸を包み込んだ。
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