イケメン嫌いの私が唯一付き合えている男友達。そんな彼からあることを告げられて… (ページ 2)
テレビを消し、土砂降りの雨音を心地よく感じながら、お互いのキスに耽合った。
舌を絡め、抱き合って、身体に触れて。
こんなにもそばにいたのに、触れるのは初めてで、心の底がそわそわとしてしまう。
健太郎の見た目よりたくましい腕、硬い皮膚、広い肩幅、くっきりと割れた腹筋。
目に映るすべてが初めてのものばかりで、ドキドキする。
Tシャツ越しに浮いた乳首を、健太郎の指先がかすめる。
焦らすように何度も往復する度、私の身体はどこまでも正直に反応してしまう。
「かわいい」
止むことのない、健太郎からのキス。
外の雨はまだ強いまま。遠くでは雷鳴も響いている。
健太郎の筋肉質な体に覆い被さられ、甘い重みを全身で感じる。
久しぶりに感じる男の肌。
まるで初めての時みたいに、体中が緊張している。
お互いの肌を密着させ、抱き合い、キスを交わす。
「梨華、綺麗だよ」
低い声で囁く。
ただそっと名前を呼ばれることすら今はとても嬉しい。
ゆっくりと健太郎が入ってきた。
「痛っ… ごめん……久しぶりで、ちょっと痛い…かも」
「わかった」
そう言うと、健太郎はじっくり慣らしながら、徐々にあそこを割るように入ってきた。
「んん!」
「全部入った。大丈夫?」
優しい声。
私の答えを待たずして寄せられる唇。
「あったかい。絡みついてくる」
動きたい衝動を抑えるように、ギュッと抱きしめられた。
「大丈夫。ゆっくり動いてみて」
「キツかったら言えよ」
コクリと頷く。
健太郎がゆっくりと律動する。
互いの呼吸が早くなる。
徐々に気持ちよくなり、零れる声も抑えが効かなくなってきた。
健太郎の背中に回した指に力が入る。
何も考えられない。
「あ、あ、あっ…」
「梨華」
名前を口にしながら健太郎の唇が私を捉える。
「…健太郎」
健太郎の動きが早くなり、指先にも一層力が入る。
小さい呻き声のような吐息とともに、健太郎は私の首筋に顔を埋め、果てた。
「梨華。好きだよ」
耳が、体の奥が、心地よく痺れる。全身に行き渡る、疼き。
雨の音を聞きながら彼の身体に足を絡ませ、抱き合ったまま、私は健太郎の腕の中で目を閉じた。
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