「この泣き顔、たまんないっ…」甘々なドS彼氏に貪られる雨の夜 (ページ 5)
「あぁ…溢れちゃったね」
「ぁ、え…?」
その言葉にさされた方を見れば、さきほどまで彼が口にしていたお酒がグラスから少し溢れベランダを濡らしていた。
彼に夢中になるあまり全く気が付かなかった。
「…一緒に飲もうか」
響は中身の減ったグラスに口を付け、口移しでわたしにそれを飲ませる。
少しずつ口内へ侵入してくるそれは、自分が飲んでいたものよりもかなり度数が高いものだったようで、喉が焼けむせ返りそうになるのを必死に堪えた。
「美味しいね…日和」
わたしが飲み干すのを確認してから唇は離れていく。
それでも飲みきれなかったそれはだらしなく唇から溢れ胸元を濡らした。
「こっち見て」
なんだか頭がぼんやりとして、言われるがまま目線を合わせる。
一緒になって足元はベランダに投げ出したまま、上半身のみ室内に倒れこんだ。
「お酒も良いけど…」
じっとりと濡れた下着を剥ぎとられ、大きな手に足を開かされる。
押し開いたそこに身体を滑り込ませた響は、太ももに吸い付き花を咲かせた。
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