散々な1日を過ごして帰ったら…半擬人化した愛猫にすみずみまで舐められちゃう (ページ 8)
達したばかりの体に感じた、ずぷん、と望んだ感覚に、ふっと由紀の腕から力が抜ける。
「ふあああああっ!!」
一方のクロも、飼い猫になってから久しく感じてなかった快楽に、熱い吐息を零しながら、白くて華奢な背中に覆いかぶさった。
「クロ……? ひあっ!?」
急に口を噤んでしまったクロに、不安になって振り返ろうとした由紀だが、急に始まった短い律動にそれどころではなくなってしまう。
ぱちゅぱちゅと水っぽい音を響かせながら、猫らしい小刻みな間隔で中を擦られ、口は言葉を紡ぐ役目を放棄し甘い声だけを紡ぐ。
「あんっ、ふああ、だめ、ああ、んぁああっ、ひあああ!!」
容赦なく奥につきこまれて、きゅうと体に力が入っていく。
びくびく体を揺らしながら快感を享受していた由紀だったが、だんだんと感じたことの無いその強さに不安感すら覚えて、視界が滲んでいく。
それでも、体に感じる温もりは嬉しくて。
「あ、あぅ、あっあっ、きもち、いよぅ……!!」
ぽろぽろ涙を零しながらそう紡げば、ざらりとした舌がその涙を舐めとる。
嬉しそうに、ともすれば愛おしげに細められた目がそこにあって、きゅんと由紀の胸が高鳴った。
それに伴って、だんだんクロの腰のスピードが上がっていく。
「ひゃ、ああっ!! だめ、は、やぃぃい!! はやいよぉおお……!! そんな、はやくしゃれたら、またああああっ……」
ろれつの回らない舌でそう懇願するが、完全に発情しきったクロには聞こえていないらしく、容赦なく腰が叩き付けられる。
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