氷の上司は、実は甘々意地悪な恋人! 会社の倉庫でお仕置きされて身も心もあなたのものに…… (ページ 2)
「さぁどうだ? 反省したか?」
彼はそう聞き、リモコンで振動を最強にした。
視界にちかちかと星が舞って、大きな嬌声が漏れてしまいそうになる。
それを彼が唇で塞いだ。舌と舌とが絡み合って、溶けてしまいそうな気がした。
わたしの中でバイブが震える。
もうイきそう、そう思った時。
ふと、バイブの振動が止まった。
わたしは思わず不満げな声を上げた。あと少しでイけそうだったのにと思っていると、彼はにんまりと笑いわたしに問う。
「今イきそうだったろう? さて、桜くん。反省したか? 反省したならイかせてやろう」
わたしはもう我慢できなかった。
「はい……っ! 反省、しましたっ、だからぁ、山本さんのおっきいのでイかせてください……!」
恥も外聞も捨て、わたしはそう叫んだ。
彼はとろけそうな笑みを浮かべると、わたしの中にあったバイブを引き抜いた。
それだけでわたしは達しそうになる。けれどもその前に彼のものがどちゅんっ、と突き入れられた。
わたしは一気に押し寄せる快感に耐えきれず、挿れられた瞬間イってしまった。
「っ、きつ、い……っ! 挿れただけでイく、なんて……!」
「んんっ、んんんんっ!」
「ダメだぞ、ここは会社なんだ。だから、ほら、舌を出して」
優しい声で促されわたしは喜んで舌を出した。
まるで犬のようだなと笑って彼はわたしの舌を食べた。ソフトクリームを食べるようにずるりと舐められて、上顎もなぞられる。舌が蛇のように這いずるたびに彼の腰が動きわたしを突き刺す。
同時に色々な場所から甘い快感を与えられて、わたしはおかしくなってしまいそうだった。
わたしは必死に彼の背中に縋り付き、彼の舌を貪った。
好きという感情が溢れかえって、わたしは声にならない声で彼に愛を告げる。
きっと彼も分かったのだろう、本当に幸せそうに笑って何度も何度もわたしの秘所を貫いた。
「っはぁ、イく、イくぞ、桜……っ!」
「はひっ、わたしの、中で、イってください……!」
叫んだ途端、中で熱が弾け、わたしも同時に達した。
「課長は、いじわるです」
わたしは制服を整えながら、彼を睨みつけた。彼は特に気にしていない様子でわたしの方を見てにやにやしている。
「それでもきみは喜ぶだろう?」
「…………」
「……本当に嫌ならもうしないよ」
捨てられた子犬のような顔をしてそう言うものだから、わたしは大きく溜息を吐いた。
決して嫌ではないしむしろ……。
わたしの表情を見て察したのか、彼は微笑んでわたしの頰に口付ける。
こんな甘い顔、わたし以外は誰も知らない。
氷の男と呼ばれる彼の暖かさを知っているのは、わたしだけなんだ。
わたしはお返しとばかりに彼の頰に口付けた。
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