愛人の政治家が不祥事で辞職した夜。私はマンションの部屋、報道を眺めながら、彼の息子と身体を重ね合って。 (ページ 3)

「和真、お願い。ねっ・・・舐めて。」

「亜希・・・。さっきは、ごめん。」

 和真は、私の顔を見て申し訳なさそうに謝ると、私の膝の間に顔を埋めた。

 私の蜜壺からあふれた液体をすくい取るように舐めながら、奥まで舌を突き立てていく。

「あっ・・・んんっ・・・」

自分の股間にうずくまった和真の髪の毛を撫でながら、私は言った。

「初めて、ちゃんと自分の感情見せてくれて嬉しい。」

「亜希ちゃん・・・」

和真は、股間から顔を上げて私の唇にキスした。何度も唇を重ねながら、再び私の秘部に指を差し込んで中を掻き回していく。

「あっ・・・あああっ・・・もう・・・」

「つっ・・・。はぁ。亜希ちゃんの中、さっきより熱くなってる。」

「和真、これ使ってよ。」

 先日、彼の父親が来たときにソファの上に置いていったローションを手に取り、和真に渡した。

 和真は、その手にローションを垂らすと、再び私の膣に指を挿し込んだ。

 肩で息をしながら、何度も指を出し挿れする和真の表情を見るたび、私の秘部は濡れていった。

「ねっ・・・もう来て。お願い。」

「亜希ちゃん・・・。」

 和真は私の左足をソファの上にグッと押し上げると、股間に自分のペニスを押し付けてきた。和真のペニスが私の秘部に挿入ってきた瞬間、私は大きくのけぞり、ソファの布を握りしめた。

「あっ・・あっ・・・和真。やっ・・もう・・いっちゃうよ。」

「ふぅ・・・あっ、亜希っ・・・んっ」

私の身体を強く抱きしめながら、和真は私の中で果てた。

汗ばんだ和真の身体は、ガクッと私の上に倒れ込んだかと思うと「ふぅ・・・」と息を漏らした。

「和真、大丈夫?」

心配して声をかけた私に、和真はいつものように優しい微笑みを浮かべてみせた。

「亜希ちゃん・・・ありがとう。俺、楽になれた。」

 ホッとした私は、甘えた声で、和真に聞いた。

「じゃあ・・私と海外逃亡、する気になった?」

「・・・どうしよっかな。もうちょっと俺のこと、満足させてくれたら考えるかも。」

「・・・随分、強気になったじゃん。さっきまで消え入りそうな声出してたのに。」

私は、和真の額をペチッと叩くと、もう一度、彼の腰の上に跨った。

和真のペニスを再び自分の中に招きいれた私は、自ら腰を動かしながら、この場所を出て行くことを心に決めた。

翌朝、私と和真は、バッグに食材を詰めて、彼の父親が置いていったお金を持ち、車に乗り込むと、空港へと向かった。

-FIN-

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