親の借金返済のため風俗嬢として働く私。ある日の客はまさかの元同級生で… (ページ 2)
「ふああああ…」
どうしよう、気持ちいい。
入れられただけですごく気持ちよくて、幸福感で胸がいっぱいになる。
グチュグチュグチュ!!
「ああっ、あんっ、あああああっ!!」
勇介は獣のように激しく私を貪った。
愛液が飛び散り、私と彼の体を濡らしていく。
興奮した彼の顔を見つめていると、胸の奥が堪らなく疼いてしまう。
「んっ、んあっ、ああああっ、あんっ」
「玲奈…玲奈!」
高校生の頃、私あなたのことがずっと好きだったんだよ。
そんなこと、言える訳もないけれど…。
彼がイクのと同時に私もビクビクと体を震わせてイッた。
イッた後も私と勇介はベッドに横になったまましばらく動けなかった。
「…まさか玲奈がこんな仕事してるなんてさ」
「またそれ?もうやめてよ」
彼は私を抱き締めると、私の乳房を優しく揉んだ。
「…やめて」
「俺、ずっと玲奈のこと好きだったんだよ」
「…え?」
「高校生の頃からさ。可愛くて頑張り屋な玲奈のことが好きだった。でも言えなかったんだ。それで今まで玲奈に似た人と付き合ったりもしてきたけど、全然うまくいかなくて…」
勇介の言葉に顔が熱くなってくる。
でもそんなこと今更言われたって…。
「なあ玲奈、もしお金に困ってるならさ、別の仕事やってみない?」
「え…?」
「俺の会社の秘書、とか」
勇介の目は本気だった。
でも…。
「冗談でしょ?」
「いいや?ちょうど秘書を探してたんだ。俺が起業した会社、けっこう儲かってるんだぜ?給料だってけっこう出してやれると思うけど」
「そんなの…」
「考えてみてよ。俺は本気だから」
「お断りよ。そんな話、あっさり信じられる訳ないでしょ」
私は断った。
勇介を信じることがまだ怖かったし、そんなうまい話があるとは思えなかったから。
でもそれから数ヶ月後、彼の熱烈な勧誘の結果、本当に彼の秘書として働き始めることになる上、前払いだと出されたお金で借金も完済することになるなんて、この時の私は想像もしていなかった。
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