ただ毎日ガラス越しに見ているだけだった気になる人と夢のような時間。 (ページ 3)
「はぁはぁっ……」
「イっちゃったね。ミサさん、気持ちよかった?」
上気した顔で、コクンコクンと頷く。
「こんな赤くなってかわいい……ミサさん、もっと欲しいよね」
「欲し……です」
「素直でかわいい。いれるよ」
「あぁぁっ」
コウさんのものがズプッと差し込まれた。私のナカが求めるように吸い付いて、すぐに深くまで入り込む。
「っミサさん、すごい。全部飲み込まれちゃったよ」
「んあぁっ、コウさんっ、きもちっ」
「もっと気持ちいいとこ、いっぱい突いてあげるから」
腰を両手でしっかり抑えられた。大きいもので奥の感じる部分を抉るように何度も貫かれ、いやらしい水音を立てる。
ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ――
「あぁぁっ、ダメっ…! ソコ、きもちすぎてっ…」
下腹に快感の波が訪れるたびに、視界がチカチカと弾けた。
「あぁあぁんっ……コウさん、好きっ……コウさんっ……!」
コウさんの息が荒くなり、律動が速まる。
「ミサさん、俺もっ…好き…」
私は二度目の鋭い快感が全身にはしり、体を大きくしならせた。それとほとんど同時に、脈打ちながら熱いものがナカに満たされていくのを感じる。
浮遊感でぼうっとしている私を、コウさんが大きな腕でふわりと優しく包む。
(幸せ……もうショーウィンドウから見てるだけじゃいやだな……)
彼を知ってしまい、欲が湧いてしまった。
「もう見ているだけはなし、ね」
コウさんが笑う。私の心が読まれてしまった。
艶っぽい瞳の中には私が映っている――私はもう彼の虜だ。
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