ただ毎日ガラス越しに見ているだけだった気になる人と夢のような時間。 (ページ 2)
「ミサさん」
コウさんの部屋に上がるなり、呼ばれた声に少し顔を上げると、触れるだけのキスをされる。すぐに離された唇が名残惜しくてつい目で追っていた。
「もっとって顔してる」
「っそんなこと――」
「ない?」
「あ、あります……」
素直に答えると、コウさんが私の長い髪を梳かすように撫でながら唇を重ねた。柔らかな手つきと同じように、ゆっくり舌を差し込まれて口の中を愛撫される――脳が痺れるようなその気持ちよさに吐息が漏れた。
「んっふ…はぁはぁ…」
「ミサさん、感じてるんだ。かわいい」
「だ、だって、きもち……」
「じゃぁ、こっちに来て」と優しく腰を抱かれながら、ベッドの上に連れられた。
身体のいたるところにちゅっちゅっと音を立ててキスをされながら、身に着けているものが一枚、一枚、コウさんの手で脱がされていく。
最後に、ショーツを足から抜かれると、足先にまでキスを落とされた。
「ミサさん、綺麗……」
恥ずかしさに内股を擦り付けるようにするが、それを彼は許してくれない。
「全部、見せて」
足を開かされて彼の前で露わになった一番恥ずかしい部分。まだ触れられていないのに、見られているだけでジンジンと疼き、密が溢れてくる。
「すごい、とろとろ……」
密を舐めとるように彼がソコに口をつけた。隠れていた陰核はすぐに彼の舌に探り当てられ、上下に舐められる。
「あぁんっ……あぁっ……ああぁっ……!」
ぢゅっと音を立てて強く吸われると、鋭い快感が走り私は声を上げながら達してしまった。
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