やさしく頬を撫でる彼の手が私の秘部を手繰る度、私の視界は白々と快感に染まっていき… (ページ 3)

「お願ぃ…利人さんのっ…もぉ挿入れて」

内側の空洞を早く利人さんで満たしてしまいたかった。

ぴったりとくっついて、一つになって、何も考えないでいたい。

「もう？もっと、ゆっくり気持ちよくなっていいんだよ？」

とことん甘やかしてくれる低い声に、わたしは首を横に振った。

「早く、利人さんと一つになりたい…」

「千星…どうなっても知らないよ？」

少し困ったような表情で、利人さんは下着を脱いで分身を露わにした。

真っ直ぐに近い角度で勃ちあがったそれに、素早くゴムが被せられる。

「力を抜いて」

被さってきた利人さんはそう囁いてから、分身を蜜口へと侵入させた。

利人さんのそれは先っぽの方が大きめで、侵される瞬間はいつも苦しい。

苦しいのに、幸せな気持ちになる不思議。

わたしは我を忘れて、嬌声を漏らした。

「こら。あんまり、大きい声は出しちゃだめだろ」

「ごめんなっ…さ、いぃ…あ、あ、…」

謝る口からも、はしたない喘ぎが次々にこぼれた。

利人さんの分身がゆっくりと内側を進んでいるだけなのに。

「そんな声、出すなら動けないな」

わたしの中に分身を全て収めた状態で、利人さんが焦らす。

内側でぴくんぴくんと脈打つのが分かるだけに、頭がおかしくなりそう。

「我慢する、から…動いてぇ…なか、いっぱい、突いてっ」

色気が匂い立つ首筋に腕を回してぎゅっと抱きついた。

恥を捨てたおねだり。

利人さんは微かに笑い声を立てた。

「ほんと、千星は可愛くていやらしいな」

「ひああっ…！」

ずずっと分身が外へと逃げていく。

「いっぱい、突いてあげるよ」

利人さんは分身が抜けるぎりぎりで腰を止め、再び腰を戻した。

一気に突き入れられた分身が、火花を散らすような快感を生む。