やさしく頬を撫でる彼の手が私の秘部を手繰る度、私の視界は白々と快感に染まっていき… (ページ 2)
「ん……っ…」
脇腹から背中へと、熱い手のひらが滑っていくのを感じて目が覚める。
「千星、そろそろ起きる時間だよ」
利人さんに言われ、枕もとのスマホを見る。一時間半くらい寝ていたようだ。
頭はすっきりしていたけれど、体はまだ覚醒しない。
パジャマを脱がせる手に抗えず、わたしは裸にされてしまった。
「まだ眠い?目を覚ましてあげなきゃだね」
優しい言葉とは裏腹に、利人さんの手がいやらしく肌を這う。
「ぁ…っ…そこ、だめ…」
指が乳首を捕らえ、くにくにと弄りまわした。
「ほんと千星は、寝起きだとここが敏感だな」
くくっと楽しそうに笑いながら、利人さんは責める指をより意地悪にする。
胸の先に生まれた快感が、どこをどう通るのか体の内側を疼かせた。
きゅんきゅんと反応する恥ずかしい場所から、どんどん蜜が溢れてくる。
「びしょびしょになってる。気持ち悪いでしょ。脱いで」
「あっ……」
利人さんが有無を言わさず、わたしのショーツを奪い去った。
「糸ひいてるよ。いやらしいな、千星は」
低く柔らかい声が耳を嬲る。
「やだ…言わないでぇ…」
「どうして?いやらしい千星が可愛いよ」
わたしを見下ろす利人さんの瞳は、どこまでも優しい。
「もっと、可愛い顔を見せて」
囁きが耳に届くよりも早く、熱い指が淫らな尖りに触れた。
「ひああっ…はぁ…あ…」
先端をくちゅくちゅと擦られるだけで、絶頂に等しい快感が走り抜ける。
びりびりと痺れるような、現実のものとは思えないほどの刺激。
「イッちゃった?ここの口、ひくついてる」
「だ、め…!」
濡れた指が蜜口をつんつんと突いた。それだけなのに、わたしは仰け反ってしまう。
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