嫉妬にかられた彼氏に押し倒されて何度イッても懇願しても収まらない想いに抱かれる (ページ 2)
英明さんは午前中からそんなことしないし、ベッドの上以外でエッチなことしないし、ましてや、こんな風に獣みたいに襲い掛かってくるような人じゃない。
いつも、優しくて甘くてロマンチックな時間を与えてくれる。
だから、今日だってまずはどこかに出かけるつもりで可愛い洋服を身に着けている。
英明さんだって、ベージュのチノパンにデニム地のシャツ。
太めのストライプ柄のネクタイを締めジャケットを羽織る、というお洒落な格好できてくれてるもん。
デート、するつもりだよね?
でも、英明さんは耳を舐める。
明るい部屋で、そんなことをされる非日常にゾクゾクした。
「や。ダメだよ?」
小さく甘えた声でそう言う。
きっとそう言えば我に返ってくれると信じていた。
意に反してむっとした顔で私を見ると、両手をまとめてネクタイで縛った。
――え?何してるの?
ダメだよ、こんなの――。
「ダメなのは陽菜の方だろ?」
返ってきたのは、いつもの英明さんの優しくて甘い声じゃなかった。
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