夢の中で出逢った知らない彼に、大好きを伝えられながら求められた話

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夢の中で出逢った知らない彼に、大好きを伝えられながら求められた話 (ページ 1)

「ここは…?」

目が覚めるとそこは私の知らない場所だった。まるで雲の中みたいな白い空間が広がっている。普段使っている物とは違うベッドの上で上体を起こす。夢の中だ。直感的にそう思ったその時後ろから声が聞こえた。

「やぁ、里穂ちゃん」

振り返るとそこには見たことのない男の人がいた。端正な顔立ちをしている。

「私の名前…?」
「僕は君のこと何でも知ってるよ」
「どうして」
「僕たち夢の中で何度も逢ってるんだよ」

目の前の彼はそんなことを言う。

「でも私覚えてない」
「いつか思い出すときがくるよ」

彼はそう言うと私の手を取り、手の甲にキスを落とした。でも不思議と嫌な感じはしない。それを察したのか、彼はベッドに上がってくると今度は私の唇にキスをした。なぜか分からないけれど心が落ち着くような気がする。自然と私の腕は彼の背中に回されていた。

「やっぱり体は覚えてるんだね、僕のこと」
「そうなのかな」
「きっとそうだよ」

再び口づけられる。今度はさっきよりも少しだけ深い。彼の舌が私の舌に絡んでくる。唇が離れるとふたりの間を銀の糸が繋いでいた。

「力抜いて。僕に身をまかせて」

言われた通りにすると彼は私の身体をベッドに倒した。

「今日もすっごくかわいい」
「…ありがとう」
「照れてるの?」
「照れない方が難しいと思う」
「ふはっ、そうかもね」

爽やかなその笑顔に胸がとくんと鳴った気がした。彼は慣れた手つきで私の服を脱がせていく。

「恥ずかしい…」
「恥ずかしがってるのが見たいかも」

いたずらっ子のような表情を浮かべながら私の服を脱がせた彼は、そのまま下着越しの胸に触れてきた。

「んっ…」

思わず声が漏れてしまう。

「可愛いね」

余裕そうな表情で私のことを責めてくる。でもそれがなんだか愛おしい気もする。

「背中ちょっと浮かせられる?」
「こんな感じ?」
「そうそう、上手」

そういながら彼は私の下着のホックを外した。直接見られるのはやっぱり恥ずかしくて、両手で隠そうとしてしまう。それをやんわりと制しながら実を指先で弄る彼。

「んぁ…っ…」

恥ずかしくて私は口元を手で押さえる。それでも指の隙間から声が漏れてしまう。

「里穂の声聞きたいな」

そんな彼は脇腹をつーっと撫でると、秘部に手を伸ばした。

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