浴衣姿で発情スイッチ入っちゃったかも!?お祭りの日は熱く濡れてトロトロに!
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浴衣姿で発情スイッチ入っちゃったかも!?お祭りの日は熱く濡れてトロトロに! (ページ 1)
(え…稔って、こんなにイケメンだったっけ?)
私、香子は自分の正面に立っている彼氏、稔をまじまじとみつめた。
(今日の稔、絶対いつもよりイケメンだよ…)
稔が「俺の住んでるマンションの近所で夏祭りがあるから…二人で行かないか」と誘ってくれたのは先月のこと。
会社の同僚でもある稔と恋人同士としてすごす初めての夏。
私たち、職場が同じとはいえ、おたがいの住居は会社をはさんで東と西に分かれていたりする。
だから夏祭り当日の今日は、稔のところに泊まる予定になってたりするんだけど…。
(稔とお祭りに行けるのが楽しみで…先月の私は「せっかくだから浴衣で行こうかな」って、なにげなく稔に言ってみた。そしたら稔は「じゃあ、俺も浴衣で行こうかな」って答えたのは、おぼえてるよ。でも…)
今、私の目の前に立っている浴衣姿の稔には普段のスーツ姿とは違った魅力があった。
稔がこんなにも和のテイストが似合う男だったなんて…。
浴衣姿の稔って…なんだか色っぽい。
ここはたくさんの人が行きかう夏祭り会場だというのに、今の稔に性的な魅力を感じてしまい、ドキドキがとまらなくなる。
私の動揺を知ってか知らずか、稔は長身を屈め、私の耳元にそっとささやいた。
「香子の浴衣姿、すごく可愛いな」
「…へ?…あ、ありがとう…」
しどろもどろお礼を言いつつ、稔から目をそらした。
これ以上彼をみていたら、ときめきすぎちゃいそうだったから。
だけど稔は、私があたふたしている理由を他のことだと思ったみたい。
「ん…、香子…人酔いした?気分よくないのか?」
心配そうに私をみつめる稔。
私が誤解を解こうと口を開きかけた瞬間。
「すぐマンションに帰って休んだほうがいいな」
あわあわしている私の手をひいて、稔は夏祭り会場を後にした。
(なんだか、おおごとになっちゃった!?)
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