年上男性との再会は、大人の余裕で焦らされ理性を奪われる羞恥プレイの始まりだった (ページ 3)

 
 大人の恋愛にはハプニングがつきもの。突然泊まることになった二人は、少し緊張していた。

「お酒飲む?」

 アルコールの力は絶大だった。いつもよりお酒のペースが早い若菜は、ほんの少し酔いが回っていた。

「玲也さん、どうして私を誘ったの?」

 そんなことを軽く質問してみる。

「バイト時代から、いい子だなと思ってたから」

「そうなんだ。私も玲也さんが来るのをいつも待ってました」

「可愛いこと言うね」

「ふふっ…」

 上体を揺らし玲也にもたれかかろうとする若菜を、ぎゅっと玲也が抱きしめた。

「今夜は寝かせないよ」

 全身がぞくぞくする囁きは、若菜の興奮を一気に高める。

 そのまま二人は唇を重ねた。

 柔らかい唇がふわっと触れると、若菜は回した手に力を入れる。ゆっくりと玲也の舌がねじ込まれ、卑猥な音が漏れる。

「美味しい…」

 顔を離すと、若菜は恥ずかしさで玲也の顔を見ることが出来なかった。まるで初体験のときのように胸の鼓動が高鳴っていた。

「シャワー浴びようか」

「えっ?一緒に?」

「ダメ?」

 元彼とは一緒にお風呂に入ることが数えるほどしかなかった若菜。ましてや一回目のセックスで男性と一緒にお風呂に入った経験はない。

「行こう」

 玲也はあっさり若菜を立たせて、浴室へと手を引っ張っていた。
 
 鏡の前でささっと洋服を脱ぐ玲也を、若菜はじっと見ていた。それほど綺麗な肉体だったのだ。体毛もなく、すべすべの肌が馬のように見える。

「やばい、たってる…」

 玲也が笑っていた。プルンとボクサーパンツから飛び出したペニスを、若菜はとても見ることが出来ない。ただソレが大きいということは感じた。

「ほら、早く」

「う、うん」

 ドアを開けたまま、玲也がシャワーを浴び始めた。若菜も覚悟を決めて、裸になった。

 おずおずと浴室に入ると、体を隠す若菜の手を玲也がゆっくりと動かした。

「見せて」

「恥ずかしい…」

「わー、こんなエロい体を隠してたの?」

 玲也がキスをする。どう反応していいのかわからない若菜はただじっと立っていたが、肌と肌が密着し勃起したペニスをはっきりと感じると、いきなり体の奥が熱くなり始めた。

「洗ってあげる」

 ボディーソープを泡立て、玲也が若菜の体を包み込む。

「あんっ」

 くすぐったさで若菜は思わず声を出す。細くて綺麗なあの指が、若菜の素肌を這いまわっていることに気が狂いそうだった。

「じっとしてて」

 玲也は笑いながら手で若菜の乳房を円を描くと、ぱくっと乳首に吸い付いた。

「あぁっ」

 敏感になった若菜の体が、信じられないほどの反応を示す。乳首は硬く尖り、全身に鳥肌が立つほど気持ちがいい。

 玲也は何も言わず、そのままシャワーと唇を使って、下へ下へと愛撫を進める。

「あれ?なんかヌルヌルしてるよ」

 がばっと股間に入ってきた玲也の手が、若菜の湿った秘部で止まった。

 どろどろに濡れていた。そのまま玲也のペニスを受け入れそうなほど潤っている。

 割れ目に沿って前後に滑る指が、どんどんスピードを上げていく。

「あっ、いい…」

 若菜は玲也に寄りかかっていた。そうでもしないと立っていられないのだ。

「若菜ちゃん、敏感だね…」

 何度も何度もキスをしながら、玲也は確実に若菜の感じるポイントを見つけていく。そのたびに若菜は吐息を漏らし、だんだんと叫ぶように感じ始めた。

「あー、気持ちいい…、あー、そこ、そこ」

 イキにくいと思っていた自分の体が、嘘のように反応を見せる。その自分の姿が信じられなかった。

「イキそうなの?」

 若菜をのぞき込んで玲也が意地悪に聞く。

 何も言わず首を横に振り、若菜は下を向いた。

「ここ、座って」

 バスタブの縁に若菜を座らせ、玲也が若菜の脚を思い切り広げた。

「やだっ」

「気をつけてね」

 そのまま玲也が若菜の敏感な部分舐め始めた。

「あぁ…、ちょっと、ああん、あっ…」

 玲也が舌先をこじ開けた膣口に差し込む。どんどんと溢れる愛液を吸い取るかのように、ぺじゅるじゅるといやらしい音をさせ遊んでいる。

「いい…、あぁ、もうっ、だめ…」

 指でクリトリスを優しく転がしながら、波打つ若菜の下半身を押さえては舐め、押さえては舐めるのだ。

 こんなに焦らされるクンニは初めてだった。

「玲也さん、もう、無理…、ダメ、あぁん」

 若菜は何かが弾けた感覚を味わっていた。ただ普通にイッたというよりは、長く続く快感が子宮の奥で響いているようなのだ。

「あぁ、もう!俺がたまんないよ、ほら浸かろう!」

 玲也の声で、我に返った気がした。

 バスタブのお湯も丁度良い具合だ。玲也が先に入り、若菜を迎える。バックハグで後ろから耳、首筋と息を吹きかけながら、指先は乳首をこりこりと弄ぶ。

「はあっ…」

 また全身の力が抜け始めた若菜を、玲也がくるっと自分の方へ向けた。

「乗って」

 両脚の上に若菜を座らせると、ペニスをぐいぐい当てながら激しいキスをする。当たるペニスがあまりにも硬いので、若菜は無意識でぎゅっと握っていた。

「うっ、俺すぐイクから…」

 若菜はどうしても欲しくなっていた。自分から腰を浮かせ、ペニスの先を割れ目に擦りつける。お湯の中でも生温かいその感触が、二人から理性を奪った。

「あぁ…、はいっちゃう」

 若菜は腰を落として、ペニスをぬるっと吸い込んだ。

「ぐっ、うっ」

「あんっ、あぁん」

 顔が熱く、髪に汗が滴る。

 太ももを抱える玲也がリズミカルに若菜を上下に動かすと、ペニスが奥まで突きあがり、かと思ったらクリトリスまで刺激され、若菜は激しいエクスタシーを迎えようとしていた。

「いっちゃう、いく、もう、あー」
 
 もうこらえきれない若菜の声がかすれ始めていた。収縮される若菜の中で、必死で耐えていた玲也にも限界がきたようだ。

「出る、出る」

「あー」

 玲也が白濁液を噴出した。若菜は強烈な余韻に陶酔していた。

「す、すごいよ…」

 照れくさそうに玲也が笑う。まだ息の上がる若菜を抱き寄せ、髪を撫でる。

「まだベッドにいってもいないのに」

「だって…、玲也さんが悪い」

「じゃあベッドでちゃんとするから」

 若菜は、本当に今日は寝かせてもらえないような予感がしていた。最高の再会と、最高のセックス。

 焦らされた体は、なかなか冷めそうにない。

-FIN-

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