セックスレス3年目な主婦の私にも、女として復活のチャンスあり? (ページ 4)

 久しぶりの休日。

 旦那が家にいる。ああ、面倒臭い。掃除して三食作るのか…ああ、面倒だ。

 私はいつものように、プチプラのどうでもいいワンピースを裸体に羽織り、掃除機をかけていた。

 あ、テーブルのペンがソファの下に転がっちゃった。

「あなた、取ってよ」

 生返事のバカ旦那に呆れ、私は裾を捲ってしゃがみこんだ。そういえば、あの時のような肉がないから、スッと屈めて取れたけど…。

「おま…何て格好だよ」

「え」

「中身、丸見えじゃないか」

「だから何。あんたはどうせ若い女相手じゃないと役に立たないんじゃないの。何ならほら、オッパイ」

 カエルのように足を開いてしゃがんだまま、私はワンピの肩ひもを落とした。

「おまえ、そんなに巨乳だったっけ」

「Gカップよ」

「おまえ、腹の肉、なくなったな」

「お陰様で。ちょっと楽しいダイエットしたから」

「…なんか、綺麗に、てか、エロくなったな」

「何言ってんのよ、化粧品なんか安物しか使えてないし、こんなワンピ…」

「ってか…濡れてる」

 と言うなり、旦那は私を押し倒した。

「オバさんになっちまって、抱く気もなかったのに…おまえ、男でもいたのか」

「何言ってんのよ。33はね、普通なら女の色気がムンムン出るのよ。あんたのせいで、あんたのせいで…オバさんになんて、オバさん…あん、ちょっと、んん…オバさんになんて、本当はなりたかないのよ」

 指で私の蜜壺をグチャグチャかき回しながら、もう片方の手で慌ただしくズボンから逸物を取り出し、旦那はズブリと入ってきた。

「すげぇ…何だこの絡み方」

「ちょっとぉん…あん、下手ね、もっと左」

「やっぱり、男いたな…オバさんのくせに」

「オバさんだなんて、このクソ亭主! 」

「なんだとぉぉぉぉ! 」

 腰を激しく使いながら、旦那は険しい顔で吠えた。

「捨てる神あれば、拾う神…あん、ああ、いいっ…私を口説いて結婚したのも、オバさんにしたのも…あんたよっ」

「ああ…ごめん…今のおまえ、エロくていい…33て、エロくて、綺麗だな」

「…だったら、もっと構ってよ。してくれなきゃ、またオバさんになるんだから」

「いいよ。こんなエロい美也子なら、毎日でも…うう、すげぇ! 」

「あなたっ…ほら、もっと突いてよ、奥よ奥、ああっ、そうよ、もっとめちゃくちゃに! 」

 ズンズンズンズン、真昼間から、リビングのカーテンを開けっぱなしにして、私たちは獣みたい吠えまくりながら交わった。

 私は旦那をソファに座らせ、その上に跨って思い切り腰を動かした。振って振って、振りまくり、あの、夢のような瞬間を目指した。

「い、いくっ、ううううっ、あああん、いくのぉ、いっくぅ、いっくぅぅぅ! 」

「美也子! 」

 オバさんの肉だって、時にはこんな幸せをくれる。

 ありがとう、輝くん…。

 

-FIN-

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