ずっと片思いしていた人は彼の友達。彼の家で襲われて背徳エッチに喘いだその後は… (ページ 4)
「彩夏さん、手羽餃子すっごく美味しかったです。そろそろ帰りますね」
旬くんを除くサークル仲間は皆帰ってしまったので、片付けものを始めた。
あれから旬くんと私は、何ごともなかったように料理を作り、準備がほとんどできた頃に、サークル仲間とともに彼が帰ってきた。
旬くんとのことはバレないように細心の注意を払って後始末したけど、けっこう長時間ふたりきりだったので、彼に疑われるのではないかとドキドキした。
でも、気づかれた様子はなく、飲み会は盛り上がり、彼も上機嫌で私の料理が上手いことを自慢していた。
私は泊まる予定ではいたけど、旬くんが帰る素振りを見せないので、今日はやっぱり帰ろうと思い始めていた。
あんなことになって、旬くんと彼と3人で泊まるなんて、やっぱり気まずい。
「今日は帰るね、私」
「彩夏、泊まってくんだろ。これから旬と一緒に映画観るんだから」
片付けものを終え、私を真ん中にしてテレビの前に3人で座った。
彼がスマホを操作すると、キッチンで抱き合ってキスをする旬くんと私の映像が浮かび上がってくる。
うそ…。
まさか、隠し撮りされていたなんて…。
「…ご、ごめんなさい」
「ごめんで済むと思ってる?」
私だけのせいではないのに、旬くんは私を庇ってくれず、愉しそうに黙って成り行きを見守っている。
「本当にごめんなさい。でも、もう別れて」
立ち上がろうとしたところを、彼と旬くんとに押さえつけられ、トップスを捲りあげられる。
「別れないよ。彩夏のこと大好きだから。でも旬のこと好きなのはつき合う前から知ってた。今日旬に言い寄られて、拒否してくれたら、もう余計なことを疑うのはやめようと思ってた」
あれは罠だったんだ。
彼はショックで呆然としている私のトップスを剥ぎ取り、ブラを外した。
旬くんにショートパンツと下着を脱がされる。
「やめて。ふたりともひどいじゃない」
「わかった。もうやめるから帰っていいよ。今日の動画をサークルのみんなに送ってもいいんなら」
「それだけはやめて」
「よかった。彩夏が物分りのいい子で。これから彩夏は俺と旬の性奴隷だからね」
最低だった。
罠を仕掛けた彼も、私を誘惑した旬くんも、それに負けた私も。
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