長い間セックスを忘れていた私。それなのに義兄が私の欲望を目覚めさせてしまった。 (ページ 4)

 ラブホテルは車で十分ほど。明らかに車はそこへ向かっていた。和真は何も話そうとはしない。だから理香子も黙っている。

 そのまま会話もせずホテルに到着した。理香子がなぜ拒絶しなかったのか、それは今でもわからない。

 ただ、セックスがしたくてしたくて、どうしようもなかったのだ。

 部屋に入ると、和真はすぐに理香子を押し倒した。

「もう興奮してんの?」

「してない」

 勝ち誇った顔をして和真がキスをする。ねっとり、いやらしい音をびちゃびちゃ響かせて、執拗に理香子の唇に貪り付いた。

「…ううっ」

 前戯なんていらない、早く挿れてほしい。叫びそうになる理香子を和真はわかっていたのだろう。

「久しぶり?」

 Tシャツをめくりあげ、ブラジャーをぶるんと上へたくしあげると、飛び出した乳房に吸い付いた。

「あぁん…」

「まさか、離婚してからしてなかったの?こんな綺麗なおっぱいしてるのに」

 乳首への刺激と手のひらで揉まれる感覚が、理香子を女に戻していく。

「…はぁっ」

 もう和真へ嫌悪感など一ミリもなくなっていた。自分でもコントロール出来ないほど欲情しているのだ。

「脱いで」

 和真にそう言われ、理香子が一気にジーンズを脱ぐ。和真も全裸になっていた。ペニスが飛び出してきたという表現がぴったりだ。

「もうヌレヌレだよ」

「あんっ、やだ…」

 和真の指がショーツをずらし、割れ目に沿ってゆっくり動く。荒々しく触られると思っていたのに、突然のフェザータッチで理香子はこれ以上ないほどに愛液を滴らせていた。

「いい…、あぁ…、気持ちいい」

 和真はそっとペニスを理香子の秘部に当てると、愛液で滑らせながら前後に擦り始めた。それにしても愛液の量が半端ない。

 シーツにいやらしい水たまりを作ってしまうほど、理香子は敏感に反応を見せる。

「すごいな…、何これ」

 本当はフェラチオをしてほしかったに違いない。でも和真も挿れたくて仕方がない。だから、先っちょだけにゅるっと差し込んだのだ。

「はぁっ、はぁっ、あぁ…」

「理香子ちゃん、すごいぞ」

 和真が半分ほどペニスを押し込む。まだ半分残っているのに、理香子は簡単にイキそうになっていた。

 子宮の上の部分に擦りつけられ、信じられない快感が理香子を襲っていたのだ。

「そこ、そこ、あぁいい、そこ…、あぁん」

 小さな声で喘ぎ続けていた理香子だが、もう限界だった。

「お義兄さん!あー、だめっ…」

 理香子が発した「お義兄さん」という言葉に、和真が反応した。理香子の中でペニスが一回り大きくなった気がした。

 パンパンと音が響き渡る。二人の下腹部が当たるたびに、腰の動きが早くなる。

 唇を重ねながら、理香子は和真の首に手を回した。すると、和真は同じリズムで動きながら指先でクリトリスを弄り始めた。

「あぁぁー、ダメ、ダメ。やだっ、あぁぁー」

 理香子は狂ったように腰を動かし、とんでもない喘ぎ声を上げた。感じまくっている理香子に、和真が追い打ちをかける。

「どう?いい?イキそう?」

「うん、もう…、あぁん、いっちゃう、いっちゃう、いく…」

「イっていいぞ」

 久しぶりだからか、義兄との相性がいいからなのか、理香子にはわからないが、内臓が飛び出そうなほどに体が快感で震えていた。

「あー、イク!あっ、あっあー」

 理香子のエクスタシーを感じた和真が、腰の動きを緩める。

「ひくひくしてる、すごいな」

 意気が上がり、はぁはぁと呼吸をする理香子をくるっと回転させ、四つん這いにさせた。

「やめて…」

 理香子は情けない声で和真に訴える。

「バック嫌い?」

「…そうじゃなくて」

 ペニスが奥まで届き、理香子の頭の中が真っ白になっていた。

「いい眺めだ」

 和真がわざとペニスを抜き差しする。

「ううっ…、あぁっ、はぁ…、だめ」

 何度も何度も抜き差しされた理香子の秘部から、ぽたぽたと液体が落ちていた。

「いやらしいな、マジで」

 和真のペニスは硬さも太さもそのままで、理香子を満足させるには十分すぎた。

 理香子の膝がガクガクする。

「ダメ…、もうだめ…、ああっ、だめ、またいっちゃう、あぁダメ…」

 理香子は叫んでいた、和真がピストン運動のスピードを上げる。

「ぐっ、いくぞ」

「あー」

 大量のザーメンがお尻にぶちまかれ、二人は崩れ落ちた。

 こんなことになるなんて、想像もしなかったことだ。理香子はどんな顔をして和真を見ればいいのか、全くわからなかった。

 すると和真がぎゅっと理香子を抱き締めた。いつもの優しい義兄だ。

 背徳感で押しつぶされそうなのに、まだ和真を欲している。

 和真も同じなのだろう。まだ勃つはずのないペニスに、熱い力がみなぎっている気がした。

 一度一線を越えたら、もう後には戻れない。理香子は和真との情事にしばらく溺れたいと思った。

「お義兄さん…」

「ん?」

「もう一回抱いて…」

 帰る時間はとっくに過ぎている。それでも、和真は理香子にゆっくりと被さった。

-FIN-

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