えっちなメイドでごめんなさい!ご主人様に両手を縛られて、VIPルームで弄ばれちゃう私。

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えっちなメイドでごめんなさい!ご主人様に両手を縛られて、VIPルームで弄ばれちゃう私。 (ページ 1)

―からん、ころん。

軽やかなドアベルの音が、ご主人様の来店を告げる。

「お帰りなさいませ、ご主人様!」

ご主人様を出迎えるのは、リボンやフリルがふんだんにあしらわれたメイド服を身にまとうキャストたちだ。

ここは招待制のメイドカフェ。半地下にある店内は薄暗く、ラグジュアリーな内装も相まって秘密のクラブのような雰囲気を醸し出している。

このお店の売りは、他の店にはないプレミアムなサービスを提供していること。招待制という形を取っているのはそのためで、この場所の存在すらも公には秘匿されていた。

プレミアムなサービスとは言うまでもなく、えっちなサービスのこと。

ここでは当然のようにキャストへのお触り可。それから積んだ金額に応じてオプションが解放されていくシステムだ。最大まで金額を積めばVIPルームに入室する権利が得られ、そこで生本番までできてしまう、という大盤振る舞いっぷりである。

私たちキャストが身を包んでいる制服は一見ただのかわいらしいメイド服だけど、至るところに脱がせやすさを考慮した工夫が凝らされている。

例えばブラウスはベアトップのような形になっていて、胸元を摘まんで少し手前に引っ張るだけで豊満なおっぱいが外に出てきてしまう。編み上げのコルセットでウエストをきゅっと引き締めているから、ただでさえ大きな胸の膨らみがより強調されて、かなり扇情的だ。

今この瞬間もホールを見渡せば、頬を赤らめながらおっぱい丸出しで接客をしているキャストが何人もいる。

私も含めて、ここで働いているのは人からいやらしい目を向けられることが好きな人たちだ。普通に恋をしたり、マッチングアプリで相手を探したり…そういったものでは満足できなくなった人たちが、刺激を求めて集まってくる。

私も相当に性欲が強い方で、SNSでは毎日のように際どい自撮りをアップしている。フォロワー数もそれなりに伸びていて、私の身体を見て欲情している人がこんなにいるという恥辱が何とも癖になるのだ。そのアカウント経由でスカウトを受けて、私はここで働くことになった。

バックヤードでほどけかけていたリボンを結び直し、ちょうどホールに戻ってきたタイミングで、黒服の人に声を掛けられた。どうやら私が指名を受けたらしい。

黒服の人に案内されたテーブルに向かうと、私を指名したご主人様と目が合った。

しっかりと筋肉がついて引き締まった体つきの、いかにもモテそうな雰囲気の人。歳はおそらく30代前半か、ひょっとしたら20代後半でもおかしくはない。

気持ち小走りで駆け寄って、お待たせいたしました、と礼をする。隣に座るように促されて、私は上体がご主人様の方に向くようにして腰を下ろした。

「久しぶりだね、夕凛ちゃん。また可愛くなった」

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