「美人教師コスをしてほしい」と彼に頼まれ、やけくそになって彼を責めまくった話
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「美人教師コスをしてほしい」と彼に頼まれ、やけくそになって彼を責めまくった話 (ページ 1)
「…ねえ、乃々?」
「なーに、光」
いつものセックス後のベッドで、2人は気だるげに話す。
「俺、乃々の美人教師コス見てみたい」
「…なんて?」
ちょうど付き合って4年になる乃々彼氏、光の口からそんな言葉が出てくるのが驚きだった。
2人はお互い、初めての恋人というのもあって、なかなかそんな性癖の混じるような話題は避けてきた。
付き合って1年で同棲を始めたのもあり、性生活には少々マンネリを感じつつもあったのだ。
しかし、ここにきて光の性癖が垣間見えるのか、と乃々は少し嬉しい気持ちでいた。
「…何、それでエッチしたいってこと?」
「それしかないでしょ」
「…まあ、確かに…、ハロウィンでもないのに、コスプレするのはやだなぁ」
乃々はコスプレというものをしたことがなかった。
高校の学園祭でも、特にコスプレをする必要性のない出し物を選んできていたし、全くと言っていいほど人生にコスプレという4文字に関わってこなかった。
しかし、恋人に言われるとどうしてこうも「やってあげたい」という気持ちが膨らんでいくものなのだろうか。
「…わかった。通販で探してくる」
「え、マジでやってくれるの?」
「…逆にマジじゃないの?違うんだったら、この話、ナシ」
「いやいや!マジです大マジです!お願いします、神様仏様乃々サマー!」
「…うるさい」
こうして、光との約束を取り付けてしまった乃々は、後日早速、美人教師のコスプレ衣装を探すことにした。
まず、美人教師のコスプレってなんだ…?と思った乃々は、ネットで美人教師を検索してみた。
「ふむふむ…、要はワイシャツ着て、タイトなミニスカ履いとけばいいってことね」
乃々はそこまで深く考えることなく、ネットで服を購入した。
オプションとして、赤フチ眼鏡と、10デニールの黒ストッキングも追加して。
そして迎えた商品到着日。
今日はあいにく、光の仕事が遅い日だった。しかし、明日は土曜日。2人とも休みの日だ。
まあ、気長に待とう。
そんなことを思いながら家での時間を過ごしていたが、なんだか悶々としてきた乃々は、届いた荷物を開けてみた。
「…普通にスーツでよかったかな…」
空けた瞬間、自分の持っているそれとあまり変わらない衣装を見て、若干後悔した自分がいた乃々だったが、それを着てみると、自分も知らない新境地が開けたような音がした。
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