かつての同級生と再会して家に招待したら、そのままいい雰囲気になって…
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かつての同級生と再会して家に招待したら、そのままいい雰囲気になって… (ページ 1)
その日は、直子にとって最悪な日だった。
朝から仲の良くない親から電話が来て帰省の催促。昼は部下が取引先を怒らせたので謝罪に行き、夕方帰ろうとしたところに突然上司が急ぎの仕事を持ってきて残業。
やっと仕事が終わって帰ろうとしていたら、しつこいナンパに捕まってしまった。
「ねえ、ちょっとでいいからさ。ご飯食べに行こうよ」
「嫌だって言ってるでしょ」
「そんなこと言わないでさ。ね、お金も出すから」
何度断ってもしつこく声を掛けてくる男に、直子はうんざりしていた。
どうやってこの男から逃げようかと悩んでいると、突然男の後ろの方から声が聞こえてきた。
「おい、俺の彼女に何か用か」
そこに現れたのは直子と同じ年頃の男性だった。
自分よりも背の高い男にナンパ男は怯んで逃げていく。
「ありがとうございます」
直子が礼を言いながら男性の方を見ると、その顔に既視感を覚えた。
「あれ、もしかして藤治!?」
そこにいたのはかつての同級生で、海外に転校してしまった藤治だった。
「そういうお前は、直子か?」
「うん、久しぶり」
久しぶりに会った藤治は昔の面影を残してはいたが、海外で暮らして成長したからかますます格好良くなっていた。
「いつこっちに帰ってたの?」
「去年かな。直子はどうしてここに?」
「仕事から帰る途中だったんだ。家がこの近くだし、よかったら寄っていかない?」
直子の誘いに、藤治は頷いた。
*****
「んっ…ふっ…」
直子の唇から漏れる声が静かな部屋に響く。
藤治を連れて住んでいるマンションに帰り、二人はしばし近況を話しながら過ごした。
ビールを片手に楽しく過ごしていたが、酒も回りほろ酔い気分になった二人はどちらからともなく唇を重ねる。
最初は軽い口付けだったが、次第に深いものへと変わっていった。
「んっ…」
直子はベッドに押し倒されると、そのまま服を脱がされていく。
下着姿になった直子を藤治がじっと見つめる。
「な、何よ…」
「いや、綺麗だと思ってな」
「ば、バカじゃないの!?」
直子が慌てて顔を手で隠すと、その手はどかされた。
「隠さないでくれ。もっとお前の顔が見たい」
「…バカ」
そして二人はまた口付けた。
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