女として見れないって言われた幼馴染を酔った勢いで押し倒して、泥酔えっちしちゃいました♡

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女として見れないって言われた幼馴染を酔った勢いで押し倒して、泥酔えっちしちゃいました♡ (ページ 1)

「なんていうか、夜空は可愛げがない」

そんなキツい一言で、私と彼氏の関係はあっさりと終止符を打つことになった。

*****

「どう思う?酷いよね、二年も付き合っておいて、今更可愛げがないなんて…!」

付き合いたての頃はあんなに、可愛いね、好きだよって言ってくれていた彼との終わりが、まさかあんな形で訪れるなんて思わなかった。

元彼の愚痴を零す私の目の前には、ビールの空き缶が何本か散乱しているけど、そんなの知ったことか。

今日は、とことん飲んでやる。そう決め込んで、私はまたビールを豪快に煽った。

喉が嚥下する度に胃にアルコールが流れ込んできて、体がどんどん熱を持っていくのを感じる。

「そもそも、可愛げって何…大人の女性に可愛いを求めるなんて、そっちの方が間違ってない?」

ダン、と力任せに缶ビールを机に叩きつけ、目の前の男に同意を求める視線を送る。

視線を向けられた男、葵は私の腐れ縁の幼馴染。
子供の頃から社会人になった今も変わらず、定期的に顔を合わせる事が最早習慣になっている。

葵は、口数の少ない所謂クール系男子というやつで、学生時代から女の子に大人っぽくて素敵とそれなりにモテていた。
だけど、クールな大人なんていうのは他人から見た勝手な評判だと私は思っている。

だってクールで大人な男性なら、幼馴染といえど仮にも失恋したての女性に大層迷惑そうに「ウザい、絡み酒やめろ」なんて言ったりしないと思う。

「葵って、昔から私に冷たいよね」

他の女性にはそれなりに優しく丁寧に扱うのに。

そう恨みがましく呟き、葵が用意してくれたおつまみに手を伸ばした時だった。

「そりゃ、だって夜空のこと女として見てないし」

酔って騒がしかった頭が、一瞬シン…と静まり返ったみたいな感覚がした。

…何よ、元カレも葵も。可愛げがない?女として見れない?

私だって…ちゃんと、女なのに…

涙腺がじんわりと緩んで、目に熱いものが込み上げてくる。

何で、私ばっかり…私だって…私だって…

そんな薄暗い気持ちで胸が満たされてしまった頃には、私は葵を押し倒し、彼の腹に馬乗りになっていた。

「みんなで、私の事馬鹿にして…!」

「は…?ちょっと、夜空…落ち着け」

何よ…私だって、女なんだって…絶対わからせてやる…!

涙ながらに興奮する私に驚きを隠せないという様子の葵の唇に、私は自身の唇をグッと押し付けて黙らせた。

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