眼鏡屋で突然湧きあがった二人の嫉妬心。眼鏡をかけての素股プレイは最高の大人の遊戯!
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眼鏡屋で突然湧きあがった二人の嫉妬心。眼鏡をかけての素股プレイは最高の大人の遊戯! (ページ 1)
若菜と陸人は付き合って十か月になる。三十七歳の若菜は塾講師、三十三歳の陸人は工場勤務。マッチングアプリで知り合い、共通の趣味が映画鑑賞だったこともありすぐに意気投合した。
イベントだとか記念日にはあまりこだわりのない二人だが、もともとお洒落が好きで買い物が好きな二人。デートは映画と買い物のコースが多い。
「似合うから買ってあげるよ」
そう言いながら、陸人は若菜によくプレゼントをする。いつのまにか洋服や下着まで陸人の好みの物が増えていた。そんなお洒落が大好きな陸人が、ファッションの一部にしている眼鏡をなくした。
「昨日、帰ってきたとき眼鏡はかけてなかったよ」
週末を陸人のマンションで過ごすことが通常になっている若菜は、ふと昨夜の酔った陸人の激しいセックスを思い出す。
「どこに忘れたのか全く思い出せない。俺、そんなに酔ってたっけ?」
「うーん、まぁね」
若菜の一瞬の恥じらいを、陸人は見逃さない。
「ねえ、俺、ちゃんと若菜を抱いてた?」
「…知らない」
「ふふっ」
冷蔵庫に水を取りに行こうとする若菜を背後から抱きしめる。
「買い物行くんでしょ」
「あー、なんかむらむらする」
「我慢して」
若菜は自分に言い聞かせていた。くるっと振り返り、軽くふんわりキスをする。時計は午後四時を指していた。
「さぁ、準備しよ」
「わかった」
数時間後愛し合うことが決まっている二人は、前戯を中断した。
*****
眼鏡を買うと決めた陸人は、色々なフレームを手にとっては迷っている。
「決められないよ、若菜が決めて」
「自分の好きなデザインとかあるでしょ」
ショッピングモールの中に入っている眼鏡屋は、思った以上に混雑している。受付を済ませても三十分ほど待ってから店員が対応するようだ。
「私も買おうかな」
「じゃあ、お揃いにしようよ」
眼鏡をかけるのは運転中と大切な仕事のとき。公共の場でお揃いをアピールすることはないので、ペアが照れくさい若菜も陸人の提案に乗った。
「これはどう?」
陸人は童顔で小顔だからか、未だに二十代に見られることが多い。
「落ち着いて見られる眼鏡がいいな」
「ほんと顔が小さいなぁ。羨ましい!なんでも似合うんだもん」
鏡を見ている陸人の隣で若菜もいくつか試してみたが、どう考えてもお揃いのフレームはなかなか厳しそうだ。結局、よく似たフレームを選び、色だけ黒で合わせることにした。
「お待たせしました!」
先に呼ばれたのは陸人。若菜も奥のソファで陸人を見ながら待つことにした。
陸人の担当は小柄でショートカットが似合う若い女性店員だ。まるで人気のコーヒーショップのように、黒の制服もお洒落で清潔感がある。
陸人は視力検査に入った。そのすぐ後に若菜の番号が呼ばれ、担当の男性店員がやってきた。
「こちらへどうぞ」
やはり、若くて、明るく好印象。男性には女性、女性には男性の店員のほうが購買率があがるのかなと、余計なことを考えながら話を聞く。
ふと若菜が目の前の鏡を見ると、陸人と女性店員が映っていた。
気のせいだろうか、何だか二人の距離が近い。
視力検査を終え、フレームを合わせる工程に進むようだ。余計なことを考えないよう、若菜はふっと息を吐き、自分の視力検査に集中した。
機械での検査はあっという間に終わり、店員がマニュアル通り色々と説明を始める。
「フィッティングチェックに入りますね」
高く透き通った声が聞こえた。女性店員が微笑みながら陸人に眼鏡を渡している。なぜか鏡越しで見ている若菜に、ほんの少し嫉妬感が芽生えた。
「耳元失礼します!」
明るくてきぱきと仕事をこなす女性店員は、陸人の耳元に手を添え、かけ具合を調整している。
これからまるで初めてのキスをするかのような距離。気になって仕方がない若菜は、二人を横目で見る。
陸人がどんな表情をしているかは若菜には見えないが、張りのある白い肌と、大きな目で見つめられて股間を熱くしていないだろうか。
眼鏡屋でそんなことを考えているのは、きっと若菜だけだろう。そう思うと、自分の色欲が狂っているなと思う。数十分前に前戯を止めてきた若菜の子宮の奥が、どうやらくすぶっているようだ。
そうこうしていると、男性店員が若菜のところへやってきて、陸人と同じようにフィッティングチェックを始めた。
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