仕事のストレスで飲んでいたら気になっていたバーテンダーの家にお呼ばれして…
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仕事のストレスで飲んでいたら気になっていたバーテンダーの家にお呼ばれして… (ページ 1)
「はあ~…」
未可子は大きなため息をつきながらバーの片隅で、グラスを傾けていた。
同僚が仕事でミスをして何故か未可子も巻き込まれる形で上司にこっぴどく叱られた上に、そのフォローまでさせられたのだ。
お陰で今日は早めに帰れる予定だったのに、こんな時間になってしまった。
溜まった疲労とストレスを少しでも晴らすために、お気に入りのバーに来たのだ。
「ずいぶんと疲れているご様子ですね」
そんな彼女に声をかけたのはバーテンダーの弘瀬だった。
「うん…まあね。同僚が仕事でミスして、そのフォローをしなきゃいけなかったからね」
未可子がそう言うと弘瀬は微笑んだ。
「それは大変でしたね。さあ、こちらもどうぞ」
弘瀬が差し出したカクテルを未可子は不思議そうな顔で受け取る。
「あれ?こんなカクテル、頼んでませんけど…」
「いつもうちを利用してくれている未可子さんへのサービスです」
「えっ、いいんですか?」
「もちろんですよ」
弘瀬の言葉を聞いた未可子は嬉しそうにカクテルを飲む。
それから弘瀬と他愛のない話をしているうちに、いつの間にか閉店の時間になっていた。
「あ、もうこんな時間」
未可子は慌てて帰ろうとするが、そんな彼女に弘瀬は言った。
「未可子さん、よかったらこの後、俺の家へ来ませんか?」
「えっ!?でも…」
突然の提案に戸惑う未可子に弘瀬は続ける。
「もちろん、無理強いはしません。嫌なら断ってもらって構いませんよ」
「…いえ、行きます!」
以前から弘瀬に好意を持っていた未可子は、彼からの誘いに乗ることにした。
*****
「ん、ちゅぷ…れろぉ…」
「ちゅっ…ん、ふぅ…」
弘瀬の家に着くなり、二人は玄関先で唇を重ねた。
そのまま舌を絡め合い、唾液を交換するような濃厚なキスをする二人。
しばらくすると、弘瀬は名残惜しそうに唇を離す。
「ふぅ…いきなりすみません。つい我慢できなくて」
「いえ、私もしたいと思っていましたので…」
照れたように笑う弘瀬に、未可子もまた恥ずかしげに答える。
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