声を我慢しなきゃいけないのに…。じっくり気持ちいいところを執拗に責められて…。
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声を我慢しなきゃいけないのに…。じっくり気持ちいいところを執拗に責められて…。 (ページ 1)
今日は彼氏の啓太が、私のマンションにお泊まりにきてくれてる。
夜になり、間接照明のオレンジの光が灯るだけの、薄暗い部屋のベッドの上。
二人で向かい合って、毛布に潜り込んでお喋りしてるうちに、なんだか甘い雰囲気になってきた。
エッチなことを期待して、彼をじっと見つめるけど、優しく微笑まれながら髪を撫でられるだけで、もどかしくてウズウズしてしまう。
「啓太…」
彼の名前を呼んで胸に擦り寄ると、ぎゅっと抱きしめて貰えて幸せな気持ちになる。
「流花、今日すごい甘えてくるじゃん。可愛いー」
そう言う彼の笑顔にキュンとしてしまう。
「啓太、キスしたい…」
そう言って、わざと上目遣いで熱く見つめる。
「ふふっ…」
彼は照れたように少し笑って、優しくキスしてくれた。
ゆっくり唇が重なって、離れていく。
「おやすみ流花」
そう言ってクシャッと髪を撫でられて、余計に欲求が高まってしまう。
「寝ちゃうの…?」
甘えるようにそう言うと「うーん…」と曖昧な返事が返ってきた。
我慢できなくて、私は彼の胸にぎゅうっとしがみついた。
「啓太…。エッチしよ…」
胸に顔をうずめたまま、小さくそう呟く。自分から誘うのが恥ずかし過ぎて、少し声が震えた。
少しの間が空いて、それからポンポンっと頭を撫でられて、私は期待して彼の顔を見上げた。
「…また今度ね」
宥めるようにそう返されて、頑張って言ったのに…。と思わず泣きそうになってしまう。
「今がいいのにー…」
しがみついたまま、そう言ってダダを捏ねてみる。
少しの静寂の後、なんだか小さく溜息をつかれた気がして、グサーッと貫かれるように胸が痛んだ。
このマンションに引っ越してから薄々感じていたけど、啓太って絶対うちにきた時エッチしない…。
せっかく念願の一人暮らしが叶ったのに、この部屋なんか変なのかな。
色々考えを巡らせていると、そっと抱き寄せられた。
「だって…隣男じゃん。流花のエッチな声絶対聞かれたくないし」
そう言われてハッとした。
確かに、サラリーマンぽい若めの男の人が住んでた気がするけど…。
そんなこと気にしてくれてたんだ。
そう思うと、益々好きな気持ちが溢れてしまう。
「…そっかぁ…」
私はそう言って、再び彼の胸に顔をうずめた。
なんだか彼の心音が、さっきより激しいのが伝わってきて、こっちもドキドキしてきてしまう。
「啓太、すごいドキドキしてる…」
思わずそう口に出してしまうと、ピクッと彼の身体が反応したのが分かった。
「…流花が突然、自分からしたいとか言うから、正直ムラムラしてヤバい…」
そう言いながら抱き寄せてくる彼の手が、肩を、背中を、服の上から落ち着きなく撫でまわしてきて、興奮が高まってしまう。
そぉっと彼の下半身に手を伸ばすと、指先が布ごしの固いモノに当たって、それがビクンッと跳ねて、興奮が治まらなくなってしまう。
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