恋愛対象から一番遠い親友に告白されて正直な気持ちを伝えたら…決して叶わぬ恋
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恋愛対象から一番遠い親友に告白されて正直な気持ちを伝えたら…決して叶わぬ恋 (ページ 1)
「好きだ。俺と付き合ってほしい」
ずっと心に秘めてきた俺の想いは
『ごめん、私、好きな人いるんだ…』
莉子には届かなかった。
好きな人がいる?
そんなの知ってたよ。
もう随分前から。
だって俺、ずっとお前の事見てたんだから。
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仲のいい男友達だと思ってた渚から突然の告白。
嬉しいけど、好きな人がいる私には、渚の気持ちに応えることができなくて…
まっすぐに自分の思いを打ち明けたくれた渚に、私も正直に自分の気持ちを伝えた。
『…これからも、友達でいよ?』
俯いて黙ったままの渚。
2人の間に変な沈黙が流れる。
『渚とは付き合えないけど、その…嬉しかったよ、好きになってくれて、ありがとう…』
渚が傷付かない言葉を必死に探して、ようやく出てきた素直な気持ちだった。
「ありがとうなんかいらねー」
『え?』
「莉子が俺を好きになってくれないと意味ねーんだよ」
『え?…渚?』
低い声で怪しく笑うその姿は、私の知ってる渚ではない。
言いようのない恐怖に体が震える…
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