俺は女性向け風俗の従業員。ある日、無理やり連れて来られた女性を誘惑したけれど…?
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
俺は女性向け風俗の従業員。ある日、無理やり連れて来られた女性を誘惑したけれど…? (ページ 1)
俺は、女性向け風俗で働いている。
法律で禁じられているのか、単なる店の規定なのかは知らないが、本番は禁止。
耳元で甘い言葉や卑猥な言葉を囁きながら、指やバイブで女性たちをイカせる。
本番禁止なら、気の乗らない相手だって、元気になってくれないものを見られる心配もない。
逆に、可愛い女の子や綺麗な女性が相手だった時は、後の処理に苦労するのだけれど。
やはり、フェラチオしたいとか、指やバイブでなく本物が欲しいと懇願する女性たちがいて、時々困ることがある。
でも、性に飢えた女性たちを観察するのは面白かった。
恋人のいなさそうな人、恋人や旦那さんとの営みに満足していない人、ホストに入れ揚げるかのように通いつめる人…。
不思議なのは、それなりに綺麗な人や可愛い人が、そこそこ店を訪れるということだ。
女性向け風俗というものに、興味本位の人もいるけれど、そうでない人もいる。
その女性は、どうやらそのどちらでもなかったようだ。
ある日、俺が空き時間にコンビニで飲み物を買ってきた帰りだった。
店の前で、2人の女性が目に入った。
ひとりはひどく酔っているらしく、もうひとりの女性に話す言葉は、呂律が回っていない。
もうひとりの女性はうろたえた様子で、『先輩、帰りましょうよ』と、しきりに『先輩』の腕を引っ張る。
『先輩』は、この店の常連だ。
ホストに入れ揚げるように通いつめる部類の女性で、お気に入りの従業員がいる。
でも俺は、止めようとしている若い女性のほうに目を奪われた。
店の中から、『先輩』のお気に入りの従業員が出てきた。
『先輩』を優しくエスコートするように、店の中に連れて入る。
俺はすかさず、取り残されてうろたえている女性のほうに近付いて、肩に手をやった。
「お姉さん、ちょっとだけでも遊んで行きませんか?俺が優しくしますよ」
彼女は体をくねらせるようにして、俺から逃げようとする。
その体の動きがなまめかしくて、俺はその気になってしまった。
「ね、お姉さん、ちょっとだけだから。気に入らなければ、タダでいいよ」
誘惑するように、俺はすでに固くなった股間を押し付ける。
俺は、指テクもバイブテクも、それなりに評判がいい。
それで、この人がメロメロになってくれたら、どんなに素敵だろう。
俺が彼女を誘惑しているところへ、客引きの男が後押ししてくれて、なんとか彼女を個室に連れ込むことができた。
パイプベッドが置いてあるだけの殺風景な部屋で、彼女は不安げにきょろきょろしている。
「名前、教えてよ」
「…美咲」
「俺は、高弘」
俺は美咲さんを抱き寄せ、甘くねっとりとキスする。
美咲さんは体を固くしている。
「そんなに緊張しないで…。全部俺に任せてくれればいいよ」
もう一度キスしながら、今度は乳房を揉む。
鷲掴みにしてはいけない。
ねっとりと、感じさせるように…。
「さあ、横になって…」
俺の愛撫に感じてくれたのか、美咲さんは崩れ落ちるようにベッドに座り込んだ。
それを押し倒して、俺は彼女にのしかかる。
「んっ…ふ…っ…」
執拗とも思えるキスの間に聞こえる、艶っぽい声。
仮初めの恋人を演じてあげると、こうして興奮する女性もいる。
俺は、美咲さんの着ているものを、丁寧に脱がせていく。
お客様の服を皺にしてはいけない。
そして、従業員である俺は全裸になってはいけない、という規定がある。
けれど、美咲さんをひと目見て興奮してしまっていた俺は、普段以上にサービスしてあげたかった。
喉に唇を這わせ、乳首を優しく舌で転がし…。
「あっ…は…ぁ…」
美咲さんの陶酔した表情を見て、俺はぴんときた。
この人は、男から、乱暴な愛撫しか受けたことがない。
コメント (0)