いじわるで強引な彼に翻弄されて…はじめての絶頂体験 (ページ1)

「へえ? お前イったことないの。それ、人生の半分以上損してるね」


 藤野さんは少し意地悪そうに笑いながら言った。


 会社の飲み会でたまたま横に座った藤野さんは、若手のホープで上司からの信頼も厚い。
 それだけじゃなく優れたルックスのため女性社員から人気だし、男性社員からも一目置かれている。

 でも私はちょっとこの人が苦手。

 強引なところとか、自信満々なところとか、そういうところがエネルギッシュ過ぎて気圧されてしまうから。

 今日の飲み会だって、隣に座ったと思ったらあれよあれよという間に、今までの交際経験から下ネタまで全て聞き出されていた。

 やり手なのはわかるけど、こんなところでも発揮しなくていいのに……。


「経験人数は四人で、誰にもイかせてもらえなかったとか、詩乃、お前男見る目ないね~」

 そう茶化してくる藤野さんに、イラッとしてしまう。

「……そう言う藤野さんは、女性をイかせたことはあるんですか?」
「モチロン」
「それ、演技なんじゃないですか~?」

 苛立ち紛れに軽口を返せば、藤野さんは好戦的に瞳を光らせる。

「なに、お前俺を疑うの? なら試してみる?」
「……は?」
「今からここを抜け出して、俺がお前をイかせられるか試してみるかって聞いてんの」
「ちょっと、何言って……」
「もしイったら最後までヤらせろよ。お前がイかなかったら俺の負け」

 藤野さんを負かせる……。普段やり込められてる私にとって、なんとも甘美な響きだった。

 酔った勢いもあり、いつも自信満々な藤野さんの鼻っ柱を叩き折ってやろうという思いが私の中で芽生える。

「良いですよ、受けて立ってやろーじゃないですか。そのかわり私が勝ったら名字にさん付けで名前呼ぶようにしてくださいね」

 藤野さんはバカにしたように鼻で笑った。


 飲み会を時間差でこっそり抜け出し、少し歩いた先で合流。
 二人でラブホに入ったところで、なんだかとんでもないことになってしまったと気がついた。

 後悔してももう遅く、あっという間にベッドに押し倒されてしまう。

 やっぱりこれはいけないことなんじゃないかと思案しているうちに、手際よく服をはだけさせられている。

 しかし、ここでやめたら負けたことになってしまうのではないかという考えがよぎり、私はされるがままになっている。

「詩乃……」

 藤野さんが私を呼んだ。

 目が合う。そして、キスをされる。
 遠慮無く奪うような口づけ。なんとも藤野さんらしい。

 ゆるんだ唇のすき間から舌が侵入してくる。藤野さんの酒の味のする舌は、私の口の中を好き勝手荒らし回った。

 なんだか体がほてり、力が抜けてしまう。


 中途半端にブラをずらされ、キャミソールの上から乳首を刺激される。

 するとたちまち乳首は固くなり、キャミソールにくっきりと浮き立った。それがちょっと感じてしまった証拠のようで、急に恥ずかしさに襲われる。

 滑りの良い布の上から両方の乳首を指で転がされ、ゾクゾクした心地が胸から少しずつつ降りてくる。

 確実に感じてしまっていたが、声を出すのもシャクなので我慢する。

「詩乃、お前ってホント強情な」
「っ、……藤野さんだって、口ほどにも無いんじゃないですか?」
「言うね。……後悔すんなよ」

 藤野さんは、獣じみた表情で笑う。

 そして、右手で太ももを撫で始める。触れるか触れないかの加減がくすぐったくて、鳥肌が全身に広がった。

 またキスをされる。

 それと同時に左手は乳首をさすり、右手は下着までたどり着く。くすぐるように秘部を撫でられると、触れた場所からじわじわと熱が発されるようになる。