結婚するまでSEXしない!?お堅い年上彼氏を誘惑し続けたら、謝っても終わらないねっとりエッチが始まっちゃって!?
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
結婚するまでSEXしない!?お堅い年上彼氏を誘惑し続けたら、謝っても終わらないねっとりエッチが始まっちゃって!? (ページ 1)
彼氏──アオイさんが、好きだ。
理知的でお堅くて所謂“真面目くん”みたいな人だけれど、ここぞというところは男らしくて、何より私を大切にしてくれる。
私より少し年上で精神的にも大人な彼からしたら私なんて歳の差以上に子供っぽく見えるだろうに、ワガママを言っても気を悪くする素振りなんてまるで見せない彼。
そんないつも落ち着き払った彼に、不満なんてない。あるはずもない。
…ただ一点を除いては。
「結婚するまで、セックスはしません」
「なんて?」と間抜けな声を出した私は何も悪くないと思う。誰だって、彼氏とそういう雰囲気になった途端にこんなことをのたまわれたらこの反応になるだろう。
最終的には「わかってください。君にとって不誠実な男になりたくないんです」なんて甘い言葉で説得されてしまったのだが、私は今、そのことをとんでもなく後悔していた。
だって、むらむらする。
品がないと思われるかもしれないけれど、性欲は三大欲求の一つにも数えられる欲なのだ。
しかも私とアオイさんは同棲中。その上寝室は同じである。
つまり発散のタイミングもほとんどなく、そういう玩具を買うことも使うこともできず、半ば聖職者のような禁欲生活を強いられている状況で。
っていうか!
男の人からしても、普通彼女と一つ屋根の下で同じベッドで寝たら、そういうことしたくなるものじゃないの!?
もっと言うとアオイさんはいつ発散してるの!?
同棲から約三ヶ月が経過し、いよいよ耐えかねた私が「アオイさんってEDなの?」と問うとアオイさんは盛大にむせた後、「急にする質問じゃないでしょう!!!」と珍しく声を荒げていた。
しかし声を荒げたいのはこちらである。
話を聞いたところEDではないらしいし、本当に私のために我慢をしてくれているだけだそうなのだが、でもそれってつまり、私の魅力が足りないってことになるじゃないか。
これではいけない。
さっさと結婚してしまえばいいとかそういう問題ではない。これは女のプライドのかかった話なのである。
私は激怒した。必ず、かの清廉潔白の堅物を誘惑せねばならぬと決意した。
──などと名著のパロディじみた決意を固めたはいいが、誘惑とはどうすればいいのだろうか。
えっちな下着を着てみる?
胸元開いた服でアピールしてみる?
いっそのこと媚薬でも盛ってみる?
けれどアオイさんのことだ。
前二つは素知らぬ顔で耐えそうだし、最後の一つに関しては本当に怒られそうなのでやめておいた方が無難だろう。
そんなこんなで色々と考えた私は、なんかこう、いい感じに偶然を装って直接的な刺激で誘惑することにしたのだった。
コメント (0)