嫉妬深いヤンデレ男子となぜか付き合うことになった私。彼の濃厚なセックスに虜になっちゃう!

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嫉妬深いヤンデレ男子となぜか付き合うことになった私。彼の濃厚なセックスに虜になっちゃう! (ページ 1)

果歩は二十七歳フリーター、陸翔は二十一歳大学生。二人はカフェのアルバイト先の仲間だ。

ゆるいパーマをあてたボブの黒髪で色白。華奢な体つきの陸翔はカフェの白シャツ、黒エプロンがとても似合う。アルバイトの初日に陸翔に会った果歩は、自分の大好きなタイプの陸翔を見て思わずガッツポーズをしかけたほどだ。

 果歩はアルバイトを掛け持ちしていた。もともと働くことが好きで、社交的な果歩。さばさばした性格で友人も多く姉御肌だ。

 付き合っている彼はいないけれど、みんなでわいわいすることが楽しいこともあり、彼氏がほしくてたまらないという感じではなかった。
 
 だから、好きなタイプの陸翔を見た瞬間、果歩はただ陸翔に興味を持った。彼女になりたいというよりは、単純に可愛い年下イケメンに近づきたいという気持ちだ。

「今日からバイトの方だから、色々と教えてあげてね」

「はい、わかりました」

 店長の指示に陸翔が答える。

「よろしくお願いします」

「は、はい。こちらこそ」
 
 その日は二人で話す時間はなかったが、陸翔と同じシフトのときは、果歩からどんどん話しかけるようになっていた。

 そして、陸翔も果歩とは気軽に喋るようになり、週に四、五日顔を合わせる二人は、一か月後にはずっと前から知り合いかのように仲良くなっていた。

 陸翔は思ってた以上にお喋り好きだった。人見知りなのは本当らしいが、果歩の陸翔への印象はどんどん良くなるばかりだ。

 仕事の取り組みも真面目だし、周囲からの評判もいい。

 素直に自分の気持ちを言葉にするところもあり、危なっかしくてなぜか独り占めしたくなる独特のオーラを陸人は放っていると果歩は思っていた。

「今日もあのお客さん来てるわよ。あなた狙いね」

 パートさんが陸翔に声をかける。陸翔を目当てにカフェに通う常連さんは何人かいたが、陸翔は全く興味がないようだった。

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