大学教授の彼と教室の片隅で…

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

大学教授の彼と教室の片隅で… (ページ 1)

「先生」

150人が収容できる大きめの講義室。授業後の片付けをしていた法学部の教授であり彼氏でもある友也さんに声をかけた。

「凛香…」

「大学では名前で呼ばないんじゃなかったんですか?」

私が挑発的に言っても彼は大人の余裕で交わしてしまう。

「凛香、なんで既読無視してるんだ。俺何かしたのか?」

「べつに」

言ったあとあまりにも子供な返答ではないかと慌てるが時すでに遅し。

この場から早めに立ち去ろうと思ったが、素早く友也さんに腕を掴まれた。

「何か怒ってるんだよな」

もう疑問形ではなく確信を持っているような言い方に何も言えなくなってしまった。

「先生、次の授業があるんじゃないですか」

「今日はない」

「でも私は予定あるので」

掴まれた腕がじんとする。引き抜こうとしても彼は弱くない力で私の腕を掴んでいた。

「痛いから離して。それに私今日友達とお昼食べる約束してる」

もう先生と学生の距離感ではない。思わず2人で過ごしている時のようにタメ口が出てしまった。

「あいつか」

「あいつって?」

「いつも一緒に授業受けてるだろ、あの金髪の男。男と2人で食事するのか?」

同じサークルの男友達のことを引き合いに出されてムッとした。

あなたなんて綺麗で可愛らしい学生たちから言い寄られているくせに。それを隠す気もないくせに。私だって馬鹿じゃないんだよ。

気づくと目頭が熱くなり涙が零れた。

「え、凛香…?なんで泣くんだ」

友也さんは面食らって私の腕を離し、肩を引き寄せてきた。

でもそんなことで許してやらない。

私の怒りは積もり積もって今爆発したのだ。

「友也さんが悪い。友也さんだって、いっぱい女の子から言い寄られているくせに!学生だけじゃない、他にもいっぱい友也さんを狙ってる女の人いるんでしょ!」

「何言って…」

「友也さん私のことばっかり心配してるけど、自分の心配もした方がいいんじゃないの?」

「待て!凛香!」

後ろから抱きしめられた。

「こんなふうにすれば私を丸め込めるとでも思ってるの?」

私の質問に彼は答えず、教室のドアに近寄り鍵を閉めた。

「なっ…何…?」

さっきまで生徒が座って授業を受けていた机に押し付けられる。

「凛香…」

「えっ、あっ…友也さん…」

私の弱い脇腹に冷たい指が触れてきた。

ひんやりとした指にゾクゾクとした感覚が背中を駆け巡った。

「凛香、誤解だよ…俺には凛香しか見えてない」

そう言うと私の首すじに噛み付いた。

「んッ」

「凛香…凛香…」

どんどんとシャツのボタンが外されキスを落とされる。ボタンを外した手が下半身にまで忍び寄ってきた感覚に腰が揺れる。

「友也、さん…だめ…教室だよ…」

「鍵閉めただろ」

私の静止する声を全く聞く気配もなく、スカートのホックが外され、すぐさまパンティーに指をねじ込んできた。

「友也さん!」

授業中は冷静沈着、クールな彼なのに2人きりだとこんなふうにオスを出してくる。

私がどんなに脚を強く締めても彼の手によって開かれてしまう。

気づくと机の上で脚が開かれて受け入れ体勢になっていた。

恥ずかしさで顔が熱くなる。

「ほら、凛香のここ、こんなふうになってる。ぐちゅぐちゅだ。…触っていい?」

こんなふうに問いかけているけど私の許可なんてなくとも彼は触れてくるのだ。

「あッ…あ…友也…さん…だめぇ…」

「どうしてこんなに濡れちゃってるの?」

私の蜜壷から引き抜いた指を開いたり閉じたりしていやらしく見せつけてくる。

「友也さんがすき…だからぁ…んッ」

「いいこ」

長年教えこまれてきた台詞だ。

息を吐くように彼が好きだと言うように脳に刻み込まれている。

「いい子にはご褒美あげなくちゃね」

ニヤリと口角を上げると彼は自分のしているネクタイを緩めた。

その動作に私の心臓は高鳴った。

友也さんは机の上で脚を広げさせられていた私の体を抱き上げ、床に下ろした。

そして私の気持ちを知ってか知らずか友也さんは焦らすようにゆっくりとネクタイを解き、押さえつけていた私の手首に巻き付ける。

「何するの」

「わかってるだろ?」

器用に私の手首にネクタイを巻き付けると動けないようにしっかりと結んだ。

腕を動かそうにも動かせない。

「凛香は縛られるのが好きだもんな」

「ちがっ…んぅっ」

反論しようとした私の口に自身のものをねじ込んできた。

「ほんとはずっと授業中もこれが欲しかったんだろ?」

「んッ、あ…ふ…」

「うん、気持ちいいよ、凛香…」

していることは随分きついことをしているのに、優しく頭を撫でられるとすべてがどうでもよくなってしまう。

「そう…上手だね…」

彼によって熱くされた体に今では一切触れてこない。触れてほしくていつも以上に丁寧に舌を使う。

「凛香…だめだよ、そんなふうに…ん」

「友也さ…んっ…ほしい…」

「…凛香…入れようか」

「ぅんッ」

ゆっくりと口から離すと今度は強引に私を机に押し付ける。

「凛香、そんな上手におねだりされたらもう我慢できないから。入れるぞ」

「あッ友也さん!きて!」

バックの体勢でスカートをめくりあげられ、友也さんの手が腰に触れる。

早く入れて欲しくて腰を押し当てた。

「あッんんッ」

「凛香!凛香!」

「友也さん…あっあ…きもち…」

お互い貪るようにキスをして絶頂した。

2人きりの授業はまだ始まったばかりだ。

-FIN-

この作品が良かったら「いいね!」しよう

41

コメント (0)

コメントを書く