記憶をなくした私…目覚めたあなたの手の温もりに不安だった心も解かされて…
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記憶をなくした私…目覚めたあなたの手の温もりに不安だった心も解かされて… (ページ 1)
棚の上のものを取ろうとしてバランスを崩してしまった。
あっ、と思ったときには足を踏み外していた。
「カスミ!」
誰かが私の名前を呼ぶ。
その声を聞いた後、私の視界はブラックアウトした。
*****
目を開けたら、そこは病院だった。
椅子から落ちた私は、外傷はほとんどないが2日ほど意識がなかったらしい。
心配そうに私の手を握っていたその男性に見覚えはなく、私は思わず、どちら様ですか?と、尋ねる。
脳波も異常なしと診断されたが、その日から前の半年間の記憶が失われていた。
1週間前に退院をした私。
心配そうにしていた、彼と一緒にマンションに帰る。
私達は半年前にお見合いをして、1ヶ月前に結婚したらしい。
アルバムを見ると、嬉しそうに彼を見つめているウエディングドレス姿の私がいた。
未だにピンとこないが結婚したのは事実だろう。
その証拠にはじめて来たマンションの筈なのに、違和感なくどこに何があるか私は把握している。
ただ、彼との思い出が記憶から抜けていた。
昨日の最終チェックで記憶以外は異常なしと判断された私。
この1週間彼と生活して、彼が私のことを大切にしてくれていると身を持って感じた。
彼は焦らなくていいよ、と言ってはいるが、一緒に寝ているとわかる男の下事情。
今日は、金曜日で明日、彼は仕事が休み。
そろそろ寝ようかと寝室の電気を消し、ベッドに戻ってきた彼。
私の隣に横になった彼のモノをスエット越しに触る。
「ヒロシさん、シよ」
私から、誘った…。
「ぁん…ヒロシ、ぁせ…らせ…なぃで…」
マウントは私が取っていたはずだが!!
はじめ、もっとカスミの気持ちが落ち着いてからでいいんだよ、と言ってた癖に私が彼のスエットに手を忍ばせ、直に彼の幹に触れようとしたとき、クルリと体位が変わり、あっけなくマウントは彼に取られてしまう。
素早く私の着ていた衣類を脱がし、彼も私も生まれたままの姿になった。
カスミが煽ったんだからな、そういった彼。
その瞳は欲情に染まっていた。
「ぁ、ぁあ…もう…いいから、イッてるからーーー」
ジュルジュルと私の脚の間に顔を寄せ、わざと音を立ててヒロシは私の蜜を味わっている。
「久しぶりだからな、よく解さないと…」
片手で自分の幹を扱いながら、そう言って、顔を離し今度は3本の指で私の蜜道を親指でその上のぷっくりと飛び出した蕾を攻め立てた。
蜜道の浅い部分の気持ちいいところと蕾を同時に攻立てられた私は、もうヒロシのモノが欲しいと喘ぎながら、激しく潮を飛ばしながら達した。
ベッドサイドの引き出しから彼がスキンを取り出す。
力の入らない腕を伸ばして私は、それを止めた。
「しなくていいよ」
「でも、カスミまだ記憶が…」
「大丈夫。病院で目が覚めたとき、あなたの手が温かかったから…」
あの日、掌から私を慈しむ優しさが伝わってきたから、記憶がなく不安だったけど、この温もりは知っていると私に教えてくれた。
「だから、煽るなって…」
「記憶がなくなっても好きだよ、ヒロシ」
暗闇の中、グッと息を飲む音が伝わり、覚悟しろよ…彼の幹が急速に蜜口を割挿り、そのまま記憶を飛ばすまで抱き潰された。
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