シェアハウスで起こる男女の秘密の宴。卑猥な空間に私の体が欲情して止まらない (ページ 2)
その日の夜、桃花の歓迎パーティーだと言って、住人がリビングで食事を楽しむことになった。
これこそ、桃花のシェアハウスのイメージだ。一番長く住んでいる男性が仕切って、談笑が始まった。
「桃花さんです。みなさん仲良くしてくださいね。乾杯!」
「乾杯!」
男四人と女二人。そこに桃花が入って来た。年齢も全員がわりと近そうで、まるで合コンに参加しているような気になる。
「桃花ちゃんって、可愛い名前ね」
巨乳が話しかけてきた。やはり感じはいい。昼間と違って、黒のワンピースを着てまるで別人に見える。とても乳房をぷるんぷるんと揺らしながらセックスを楽しんでいたとは思えない。
ふと、桃花は相手の男性がこの中にいるのか気になり始めた。ゆっくりと男性四人を見ていくが、男性ホルモンをギラギラさせている男性はいない。
ここの住人ではなかったのかなと、ワイングラスをテーブルに置いたとき、一人の男性が近付いて来た。
「桃花ちゃん、よろしくね」
それが、湊だった。真面目そうで、軽そうには見えないその容姿。Tシャツにデニムスタイルは清潔感があり、印象も良い。
「俺、桃花ちゃんの隣なんだよ」
「そうなんですか!」
そのまま湊は桃花の隣にずっといて、色々とこのシェアハウスについて教えてくれた。湊と巨乳は同じ時期に入居してきたらしい。
「あの子、優しくて何でも引き受けてくれるんだ」
すると、巨乳が湊の後ろをすっと通り、さりげなく湊の手を握った。一瞬の出来事だったが、桃花にはピンときた。
それは確実に男と女のソレだった。
ーこの人が昼間の巨乳の相手?
桃花は俄然、湊に興味が湧き始める。どう見ても湊が女性をあんあんと攻め立てるようには見えないからだ。
他の住人はこの二人のことを知っているのだろうか?
今日が初めてということではなさそうだから、公認なのかもしれない。これが、大人のシェアハウスなのか…。
初日から刺激的な大人の人間模様。桃花は全く不快ではなかった。もしかすると、桃花にも何かが起こるかもしれない。
そんなバカなことを考えている桃花のお酒のペースだけが早かった。
十時を回り女性陣が片付けを済ませると、それぞれが部屋に戻った。無職の桃花はまだ飲みたい気分だったが、初日から酔っぱらって醜態を晒すわけにもいかない。
ゆっくりこのまま横になろうと、桃花はトイレに行った。
扉が少し開いていた。誰も入っていないと思った桃花が扉を勢いよく開けると、ズボンを下げたままの湊がいた。
「あっ」
桃花が思わず声を出したが、湊はそのまま振り返る。
その股間にはビンビンに上を向いたペニスが存在感を放っていた。
「す、すみません」
謝ったのは桃花だった。
「あ、ごめん。ごめん」
何もたいしたことではないと思わせる湊の言い方だった。桃花は慌てて自分の部屋に戻ったが、頭の中が整理できない。
単純にドアを閉め忘れて用を足しただけ?それならあんなに勃起しないはず。
もしかして巨乳と待ち合わせ?共有のトイレでありえない。
トイレで一人エッチ?
久しぶりに見た男性器が桃花には衝撃で、湊の事情をあれこれと妄想する。
そして、桃花が見た湊のペニスのサイズを思い出す。太さも長さもはっきりと目に焼き付いている。
あれが男性の平均なら、元カレのペニスで満足していた桃花は世間知らずになる。
昼間、隣でやっていたのは湊に違いないだろうし、あの巨乳と巨根が惹かれ合ったなら、動物的でとてもいやらしいと思う。
そんなことを考えていたら、ドアがノックされた。
「はい…」
静かに答え、ドアを開けると湊が立っていた。
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