工事現場の細マッチョは絶倫王子だった。窓全開でのセックスに私の興奮は最高潮! (ページ 2)

 約束の午前十一時。

 インターホンが鳴ると、和也が立っていた。作業着ではない姿が祥子を緊張させる。

「どうぞ」

 ドアを開けると、和也はスーパーの袋を片手に立っていた。半袖のアロハシャツにイージーパンツの和也は、まるでミュージシャンのような雰囲気を醸し出していた。

「なんか、イメージが違うね」

「まぁ、私服だしね、翔子ちゃんも可愛い!」
 
 Tシャツとミニスカートの翔子を和也が褒める。

 部屋に入ると和也は真っ先にベランダに進んだ。翔子の言う、工事現場との距離を確かめたかったのだ。

「ほんとだ、結構近く感じるね」

「でしょ!だから和也くんたちからも見えてるのかなって」

「仕事中に他のマンションを覗く余裕はないから」

「そうだよね。危ないよね」

「でも、この距離で声も聞こえるのか…」

「そうだよ。最初はびっくりしたんだから!」

 お喋りを楽しみながら和也にソファーに座るよう言うと、翔子はキッチンへ向かった。

「ほんとにお好み焼きでいいの?」

「うん、最高!」

 和也のリクエストだったお好み焼き。朝から準備を済ませていたので、あとはホットプレートで焼くだけだ。

「俺が焼くよ」

 ボールを翔子から受け取り、和也が手際よく進めていく。

「凄い!和也くん手先が器用なんだね」

「そんなことないよ」

「でも、何でもできそうじゃない?」

「俺のこといいようにとりすぎ」

 二人できゃっきゃとお好み焼きを作りながら、美味しく食べる。

 テレビを見て笑ったり、他愛もない話をする日曜日の午後は、翔子を勘違いさせるには十分だった。

「ごちそうさまでした」

「和也くんのお好み焼き、最高すぎる!また食べたいな」

 食後のコーヒーを味わいながら、自然と翔子は和也に甘え始める。ただ、和也はクールに翔子をあしらっていた。

 翔子の料理をご馳走になりに来ただけ。そんな感じで、和也からは翔子に近付く素振りはなかった。

 付き合おうと言ったわけではないけれど、何となく和也が翔子に好意を持っていることは感じる。

 コーヒーを飲み、カップをテーブルに置くと、翔子はほんの一瞬の静けさが耐えられなくなった。

 だから、翔子はいきなりキスをした。あの釘付けになった綺麗な横顔を見ていると、どうしようもなく和也が欲しくなったのだ。

 和也は驚くこともなく、そのまま唇を押し付けた。

「うっ…」

 あっさりと和也の舌が入れられる。そのままねっとり二人の舌が絡み合い、和也が翔子をぐっと引き寄せた。

「いいの?」

 コクンと頷く翔子を見て、和也が着ていたシャツを脱いだ。

「わっ、凄い筋肉!」

「肉体労働者だから」

 細身なのに、逞しい上半身。翔子が思わずうっとりしていると、和也が翔子に覆いかぶさった。

「きゃっ」

「早く見せて、大きなおっぱい」

 和也は翔子のTシャツをぶるっと一気にまくり上げ、ブラジャーからこぼれそうな乳房に顔を埋めた。

「すごい弾力」

 胸のふくらみを感じると、和也はすぐにブラジャーを外した。

「あっ…」

 しっとりと汗ばむ乳房は蒸されたようだ。翔子の呼吸が深く、大きくなっていく。和也が持ち上げるように乳房を揉みしごく。

 一瞬で乳首が尖り始め、和也が乳首に吸い付いた。

「あぁん」

翔子の反応は和也の想像以上だったのかもしれない。そのまま和也は指先で乳首をくりくりといじり、翔子はもの欲しそうに腰をくねらし始めた。

「俺、割とタフだから」

 翔子はまだ和也の言った意味を理解はしていなかった。

「恥ずかしい…」

 スカートの中に和也の手が潜り込んでくると、慌ててぎゅっと太ももを閉じる。

 がつがつ攻められているわけではないのに、筋肉質の体がとても男を感じさせ、翔子はとろけそうになっていた。

「少し暑くなってきた?」

 和也はズボンを脱ぎ、ボクサーパンツ姿で立ち上がると、ベランダの窓を開けた。

「カーテン閉めて…」

 思わず翔子も立ち上がって窓際に行こうとすると、和也に羽交い絞めにされる。

「いいだろ、別に。今日は工事してないし」

「えっ?」

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