営業トップを競いあうライバル同僚の絶倫巨根だった…!!大嫌いなアイツに朝まで犯されて…!!! (ページ 2)

「おい…しっかりしろよ…お前、酒強いんじゃなかったのかよ?!アタシに弱点なんかないのよ!この接待で契約するのは、アンタじゃなくてアタシよ!とかアホな啖呵切ってたのだれなわけ?」

雪宮の心底めんどくさそうな声が頭上から聞こえてくる。

はぁ…とため息をついて、アタシをおんぶしていた雪宮がゆっくりと柔らかいベッドに座らしてくれた。

だけど、座っていられなくてアタシはそのままベッドに倒れ込んだ。

「…ぅ…。きも、ぢわる…ぅ…」

うーんうーん…と唸っている間にお水を用意してくれたのだろう「おい、水…のめるか?」とアタシを抱き起こして、肩を抱いて支えてくれて、冷たいお水の入ったコップを唇へ持ってきてくれた。

コク…コク…

冷たさが喉元を通り過ぎる…

そうしているうちに少しだけ気持ち悪さが落ち着いてきた。

雪宮が肩をしっかり抱いて、背中をゆっくりさすってくれてる。

大きい手があったかくて…安心する。

こいつ…普段顔を合わせば口喧嘩ばっかなのに、なんで触れてくる手はこんな優しいわけ…?

なんか…ギャップにびっくりなんですけど…変なヤツ…

不思議に思って…虚な瞳で雪宮を見上げてみてみる。

すると、こっちを見ていた雪宮とバチッと目があった。

「…っ…」

小さくビクッと反応した雪宮をただじっと見ていた…

見ていた…というよりも、お酒のせいで思ったように体も頭も動かなくって、見ているほかなかった…といった方が正しかった。

「な、なんだよ…?」

「…手…そのまま…さすって…おち、つく…から…」

「…手?…これで…いいか…?」

ゆっくりと大きな手で背中をさすり続けてくれた…さっきよりも何故か手が熱い気がする…

「雪宮…ごめんね」

「?!…え?は?…どした?…お前に謝られることって…身に覚えありすぎてどれのこといってんのかわかんねーよ」

普段ならこのまま口喧嘩に突入するところだろうけど…

今は口から弱い心がすらすらと出てきてしまう…

「雪宮に…いつも…突っかかっちゃうのは…ほんとは…なんでもできちゃう雪宮が…うらやましいから…今日も…こーやって…迷惑…かけて…ごめん…なさい」

一瞬びっくりした顔をした雪宮だったけど、次の瞬間じっとアタシを見下ろしながら…

「…お前…酒飲むと素直な。なんか…お前が可愛く見えてきたわ」

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