冷たく凍えきった私の体を、年下彼氏の熱い体で甘く激しくとろかされて
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冷たく凍えきった私の体を、年下彼氏の熱い体で甘く激しくとろかされて (ページ 1)
「まぁた、こんなところにいる」
無音だった私の世界に穏やかな低い声が届く。
12月の冷気の中で冷え切っていた私の肩が、柔らかな毛布の感覚に覆われた。
「誠人」
「こんなに体を冷やして。一体いつからいるんだよ」
「天気予報が、雪になるって言うから」
「そんなことだと思って様子を見に来てよかった」
誠人が呆れたようにため息をつく。
私は少し居心地が悪くなる。誠人がかけてくれた毛布を頭の上まで引っ張り上げ、顔の下半分を隠した。
「だって、初雪だよ?」
「去年もそう言って、一晩中ベランダにいて、風邪引いたんじゃなかったっけ。学習能力ないの?」
「…その節は大変お世話になりました」
去年の大晦日だったと思う。
39度の高熱を叩き出した私は、意識朦朧とした中、誠人にSOSの電話をかけた。
その結果、私は誠人の何年かぶりの実家帰省を邪魔してしまったのだ。
「謝ればいいと思ってる?」
「本当に申し訳なかったと思ってるよ。今度は熱が出ても自力でなんとかするから」
「前から薄々思ってたけど、結花って実は結構馬鹿だよね。仕事はバリバリできるくせに。なんでわかんないのかな」
私と誠人との付き合いは長い。
学生時代、バイト先だったカラオケ店に3つ年下の誠人が入ってきて、私が新人教育を任されたのがキッカケだ。
いつの間にか二人で外で会うようになって、お互い社会人になって一人暮らしになり、合鍵を交換した。
いちばん、一緒にいて心が安らぐ存在だった。
「迷惑かけるなって言ってんじゃないの。具合を悪くするようなことすんなって言ってんの」
誠人が動いた。そう思った次の瞬間には、私の体は毛布ごと誠人に抱え上げられていた。
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