シャイだったはずの元彼が肉食系に!?押し倒されて、無我夢中で貪りあった…
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
シャイだったはずの元彼が肉食系に!?押し倒されて、無我夢中で貪りあった… (ページ 1)
久しぶりの地元はやっぱり落ち着く。
私、亜美の地元は大阪。
仕事で東京に行って早5年。
さすがに大阪が恋しくなって今年のお盆は帰省することにした。
そして、実家に来て2日目。
街中で偶然元彼に遭遇した。
「あ…」
「ん?」
「翔? 久しぶり…」
「亜美…」
そこに共通の友人がやってきて宅飲みに誘われた。
1週間の帰省で特に予定もなかった私はついて行くことにした。
*****
「5年振りくらい?」
「せやね。なんか、雰囲気変わったね、翔」
「そうか?」
「うん。なんとなく、大人っぽくなった?」
「まぁそりゃ5年経ってるしな」
「たしかに」
それから数時間後には友人が先に酔いつぶれて寝てしまった。
「大丈夫なん?」
「大丈夫。いつも飲みすぎるとああなるねん」
「ならええけど…ほんならうちもそろそろ帰ろうかな」
「帰るん?」
「え、うん」
「もうちょっとだけ付き合ってくれへん?」
手首を掴まれお願いしてくる翔を振りほどけなくて、もう少し居座ることにした。
「…でな、これそん時の写真やねん。見てみて?」
私はお酒も進み、この前見かけたドラマの撮影現場の写真を自慢気に見せていた。
「へーえ、ほんまや。凄いなぁ」
「やろぉ?」
スマホの写真を見ながら話しをしていると、翔との距離が近いことに気が付いた。
少し離れようとしたけれど、翔が私のスマホを覗きこんできてふわっと香る彼の匂いに甘い記憶が蘇る。
そういえば、初めてキスした時はお互い緊張しまくって翔の肩に顔を埋めていたのを思い出した。
この匂いも変わらない。
「…てる? おい、亜美?」
「あ、ごめん。今なんて?」
翔との思い出を脳内で回想していると、現実の翔が私の顎を指で持ち上げ覗き込んでいた。
「今、何考えてたん?」
「いや、べつに…」
「ふーん? 当てたろか?」
「え…」
「キス…やろ?」
「っ…!」
図星を付かれて不覚にも動揺してしまった。
これじゃバレバレなのに…。
「思い出したん? 俺とのキス」
「ちゃ、ちゃうし…」
翔の肩をぐっと押そうとするけど、その胸板は5年前とは比べ物にならないくらいに大きくてびくともしなかった。
「ほんま?」
そんな私の手首を握り、鼻先がぶつかる距離まで近付いてきた翔に息が止まる。
「あ…ちょ、近っ…」
「すぅぅ…はぁ…、亜美の匂い懐かしい…この匂いめっちゃ好き」
「いやや…匂わんとって、汗かいてるのに…」
「全然平気…な、キスしていい?」
うん、って返事を聞く前に唇が重なった。
コメント (0)