不眠症なのでカウンセリングを受けたら優しく抱かれて眠りに誘われる

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不眠症なのでカウンセリングを受けたら優しく抱かれて眠りに誘われる (ページ 1)

「はあ…昨日も眠れなかった」

せっかくの休日。

琉那は憂鬱そうな顔でため息を付いた。

職場の人間関係につまずき、そのストレスから不眠症に陥っているのだ。

「なんとかしなきゃ…」

このままでは体を壊してしまう。

琉那はネットでカウンセリングを受けられる場所を探す。

すると、近所で最近新しく出来たメンタルクリニックが見つかった。

琉那は藁にも縋る思いでそのクリニックへと足を運んだ。

*****

「はじめまして、琉那さん。鳥羽と申します」

「は、はい…よろしくお願いします」

クリニックで彼女を診察したのは、琉那より少し年上の男性医師だった。

清潔感のある短髪で、優しそうな顔をしていた。

整った容姿と爽やかな笑顔に少し気恥ずかしさを感じ、琉那はそわそわと落ち着きがなかった。

「それで、不眠症とのことですが…」

「あ、はい…職場の人たちとうまくいかなくて…」

「なるほど」

烏丸は穏やかな表情で琉那の話に耳を傾けた。

それがなんとも心地よく、琉那はついついいろいろと話してしまう。

「私はただ、皆の役に立ちたいと思って…」

「実に素晴らしいことです」

「でも…全然うまくいかなくて…っ」

「それはお辛かったでしょう」

烏丸は優しく微笑んで、琉那の話に耳を傾ける。

そして、琉那の話が終わると口を開いた。

「では琉那さん、催眠療法は試してみませんか?」

「催眠…療法…?」

「ええ、リラックス効果のあるお茶を飲み、音楽を聞いて気持ちを落ち着け、ストレスを取り除きます。いかがですか?」

琉那は少し考えたが、烏丸の穏やかな笑みにつられ、こくりと小さく頷いた。

「はい…お願いします」

*****

「では琉那さん、リラックスしてください」

「は、はい…」

特製のお茶を飲んだ琉那はクリニックにあるベッドに横になった。

烏丸が部屋にアロマを炊き、音楽を流し始める。

「さあ、目を閉じてゆっくりと深呼吸をしてください」

烏丸の声に従い、琉那は目を閉じた。

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